惜しい!ただ忙しいだけで終わる人の「盲点」 生産性が高い人はここが違う
パソコンの文字入力ソフト(ジャストシステム社の「ATOK」やマイクロソフト社の「IME」など)では、辞書登録機能があり、特定の文言を任意の文字列で登録することができます。生産性の高い人は、とにかく時間効率を重視します。たとえば、「お」とタイプすると「お世話になっております。株式会社○○の××と申します」と出ます。「こ」とタイプすると変換候補に「これについては問題ありません。このまま進めてください。よろしくお願いいたします」と表示されます。
非常に些細なことですが、塵も積もれば山となります。これらの機能でメール1本につき3秒稼げるとすると、年間5000通メールをやりとりすると したら、合計で15000秒……つまり年間250分も時間を稼げるのです。生産性の高い人は、この4時間を無駄にしません。
うまく過去の成功を利用すべし!
どんなスポーツも、「過去の結果」を見て戦術や戦略を立てていきます。データで判断するのはビジネスでも当たり前のこと。生産性の高い人は、このデータも利用します。
会社という組織では、成功者とそうでない人の発言力は明確に異なります。たとえば、一度仕事で成功をした人は、その過去の成績をうまく活用し、次の仕事に繋げます。そこに「生産性の高さ」があります。反面、「ただ忙しい人」は、そこに気づけずに同じ手順を踏んでしまい、時間をロスします。
実は僕も、過去の成功した成果をポートフォリオ化し、ほかの会社へメディアミックスの企画書を持ち込むときの有効なカードとして利用していました。ビジネスとして仕事が成就するかどうかの瀬戸際では、気持ちや情熱、気合いや根性といった精神論は「あって当然」だと僕は思っています。誰だって必死に頑張っているわけですから、精神論にすがるのは自分たちだけではないでしょう。
一方で「過去の実績」というものは、誰でも使える精神論とは異なり、誰にも真似できない自分だけのオリジナルな武器として勝負に持ち込むことができます。誇示しない程度に、自慢と感じさせない程度に、という前提が必要ですが、自分で成し遂げた結果なのですから、自分が有効利用してしかるべきなのです。
生産性の高い人とただ忙しい人は、日常的には小さな違いしかないかもしれませんが、その結果には大きな差があります。あなたはどちらでしょうか?
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