二子玉川は波乱万丈44歳が漂着する街だった 「狂った街TOKYO」での自らの地位を悟る

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そんなこんなで44歳になりました。5期目に入ったCRAFT JAPANはECとリアル店舗を合わせて年商4億円まで伸びてきました。社員は妻の春香と20代の若い男の子と女の子が1人ずつの4人。「ランサーズ」などのクラウドソーシングサービスも駆使しながら、低い固定費で経営しています。

そういえば僕の半生の中でキーマンといえる存在の人たちは、今頃何をしているのでしょう?

5MINUTESの社長であるタケシは、前回僕が40歳の時に上場してキャピタルゲインで5億円を得たことはお話ししましたよね。しかし上場後、業績が低迷して下方修正を発表したようです。時価総額も公募時の100億円を割ってしまいました。

彼は上場前に結婚していたのですが、キャピタルゲインでウハってしまい、浮気がバレて離婚したそうです。キャピタルゲインは財産分与と慰謝料で水の泡になってしまったとか...。僕にストックオプションを付与せず、富を分かち合おうとしなかった罰でしょうか(笑)。人生、ずっと上り調子で進むとは限りませんね。

東京をいち早くEXITした、京都烏丸貿易会社の御曹司に嫁いだサエコですが、嫁ぎ先の資金力を元に日本のみならず、世界を股にかけて遊びがエスカレートしていったようです。

しかし、風の噂によると、ニューヨークで出会った若い画家と駆け落ちしたようですよ。画家なので、そんなに稼ぎはないんだと思います。マテリアル・ガールも純愛に目覚めたのでしょうか(笑)。それとも、将来のピカソを発掘したと思えば、良い投資家といえるのかもしれません。彼女は画家の男によるキャピタルゲインを狙っているのかもしれませんね(笑)

そんなサエコは、僕と付き合っていた当時、そして今はこう思っているようです。

サエコ:「あれから7年。男子三日会わざれば刮目して見よと言うけれど・・・」

最後に、20代の時に総合商社で僕より先に出世したタカハシ。彼は結局僕がオファーを蹴ったコンゴへ駐在。コンゴでの奮闘が認められてか、30代後半で部長職に。なかなか出世しましたね。

ところが、40代に入ると部長からなかなか上に上がれない。40代での執行役員や子会社社長も誕生する中、彼は44歳にして未だ部長職のまま。この後さらに階段をあがれるのか、このままステイなのか先が見えない。この前久しぶりに飲みましたが、かなり白髪が増え、とても同い年には見えませんでした。

そんなタカハシはこんなことを言っていますね。

タカハシ:「企業戦士たちの嫉妬をパワーに変えながら、日本経済は成長していく」

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