浮き足立つリクルート社員持ち株会 上場で1人1億円の株長者?!

拡大
縮小

 

ちなみに所有者別状況で見ると、「個人その他」が持ち株比率37.4%を占めている(自社株含む)。仮に時価総額が1兆円になれば、個人その他だけで3700億円超の資産を持つ勘定である。

今、リクルートに対しては、株式上場で“株長者”が多数生まれれば、「それまでハングリーだった社員のモチベーションが下がるのではないか」、といった懸念が消えない。反対に、高齢化する社員の平均年齢を一定以下に保つため、「会社が調達資金を原資に一気にリストラに乗り出すのでは」と、うがった指摘も聞こえてくる。いずれにせよ、リクルート上場を前に、社内外が大きく揺れ動いているのは間違いない。

※週刊東洋経済8月25日号「リクルートの正体」は全国大型書店、またはamazon等にて好評発売中

■■週刊東洋経済■■ - ≫≫詳細・お求めはこちら!
週刊東洋経済の詳細はこちら

 

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
日本の「パワー半導体」に一石投じる新会社の誕生
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
【浪人で人生変わった】30歳から東大受験・浪人で逆転合格!その壮絶半生から得た学び
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT