ヤフー、一休を約1000億円で買収へ

「すべてのセグメントで品ぞろえが充実」

 12月15日、宿泊サイト「一休」を約1000億円で買収すると発表した。写真はコンピュータースクリーン。都内で2009年8月撮影 (2015年 ロイター)

[東京 15日 ロイター] - ヤフー<4689.T>は15日、宿泊・飲食店予約サイトを運営する一休<2450.T>を買収すると発表した。16日から株式の公開買い付け(TOB)を実施。買い付け価格は15日終値を42%上回る3433円で、買い付け金額は全株を取得した場合、約1000億円となる。

都内で会見した宮坂学社長は、ヤフーが現在扱っている宿泊・飲食店予約は日常的な利用シーンが多いと説明した上で「一休ドットコムは、プレミアムで特別な時間を過ごしたいというサイト。今回、一緒になることによって、(日常から高級まで)すべてのセグメントで品ぞろえが充実する」と語った。

買い付け期間は来年2月3日まで。TOB成立後は、一休の創業者の森正文社長は退任、榊淳副社長が社長に就く。ヤフーの宮坂社長は一休の会長に就任する予定。ブランドの統合は行わない。

子会社化後は相乗効果を高めるために、ヤフーのビッグデータを使って見込み客を抽出、一休に送客するなどの取り組みを強化する。

<米ヤフーとは「コミュニケーション取っている」>

宮坂社長は米ヤフー<YHOO.O>の経営問題について「きょうは、この件についてはコメントを差し控える」としながらも、「(米ヤフーとは)コミュニケーションはしっかりとっている。報道だけみると、いろいろな情報が憶測も含めて出てくるので、社員も動揺しやすいと思うが、私は直接向こうのトップとコミュニケーションをしているので、不安になっているとかはない」と語った。

 

(志田義寧)

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