カルティエは、なぜ輝きを失っているのか 中国の減速など課題山積

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 12月8日、高級ブランド各社は中国本土や香港、ロシア、米国など主要市場で腕時計需要の落ち込みに見舞われている。とりわけ「カルティエ」を傘下に持つスイスのリシュモンは宝飾部門の好調ぶりに比べて腕時計部門の不振が際立つ。ジュネーヴで1月撮影(2015年 ロイター/Denis Balibouse)

[チューリヒ/香港 8日 ロイター] - 高級ブランド各社は中国本土や香港、ロシア、米国など主要市場で腕時計需要の落ち込みに見舞われている。とりわけ「カルティエ」を傘下に持つスイスのリシュモン<CFR.VX>は宝飾部門の好調ぶりに比べて腕時計部門の不振が際立つ。

カルティエは中国市場への依存度が高い上に、技術革新への取り組みが甘く、マーケティングでもライバルに後れを取るなど同社固有の問題が足を引っ張っている。こうした点は来月に最高経営責任者(CEO)に就くシリル・ビニュロン氏とっても課題となる。

男性用には広がらず

「カルティエ」はリシュモンの利益の3分の2以上を稼ぎ出す。中国で女性用腕時計メーカーとしてのブランド力は高まっているが、男性の間では「ロレックス」や「パティックフィリップ」など腕時計一筋のブランドの人気が高い。

オリエンタル・ウォッチのゼネラルマネジャー、ラム・タンヒン氏はカルティエについて「香港ではファッション重視の顧客の間で人気が高い。カルティエと言えば宝飾の類として扱われ、特に女性の間では引っ張りだこだ」と話す。一方「初めて高級腕時計を購入する男性は、実用的でデザインに優れるロレックスを選ぶ」という。

カルティエなど腕時計メーカーが集中するスイスは、今年1─10月の腕時計の輸出が3.2%減少。香港向けは22.7%落ち込み、米国向けは0.1%の増加にとどまった。

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