受験生が意外とできていない「基本中の基本」 受験直前!今からやるべき「5つのこと」

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2.生活のリズムを整える

2番目のポイントは、生活のリズムを整えることです。多くの受験生は生活パターンが夜型で「深夜まで起きて勉強する」という生活を送っています。

しかし、本番の受験は朝からはじまって、午後~夕方に終わりますから、夜型の受験生は最低でも1カ月以上前から、生活パターンを朝型に切り替えるべきです。

今から朝早く起きる習慣を身に付けて、「学校に行く前に勉強する、朝型の勉強パターン」に切り替えることが求められるのです。拙著『勉強の技術』でも書きましたが、睡眠不足が脳の状態を悪化させるのは、大脳生理学の常識です。

3.スマホや携帯、ゲームに費やす時間を極力減らす

たとえ受験生であっても、スマホや携帯、ゲームに費やす時間は結構多いものです。でも、これからは極力その時間を減らして、その時間を勉強時間に振り分けることが大切です。

スマホのゲームなどはとてもよくできているので、乗り気にならないときや不安を感じたときなど、ついつい手が伸びてしまう人も多いはずです。しかし、この時間はバカになりません。

これを防ぐには、勉強時間中、スマホや携帯を親に預けたり、ゲームをする時間をあらかじめ決めておくことが有効です。たとえば「受験が終わるまでは、1日10分×3回の計30分」と、親と子で決め、そのルールをお子さんに順守させるのです(あくまでも、合意のうえで)。そうすることで、お子さんは自然と勉強に集中できるようになり、効率的に勉強することができるのです。

4.最適な睡眠パターンと、栄養のバランスに気をつける

睡眠と食事は、受験の命運を左右することもあります。1日24時間という限られた時間で睡眠時間をきっちり確保することの大切さをお子さんに強調しましょう。

多くの場合、睡眠時間は7時間が理想的ですが、もし勉強時間を確保したいのであれば、最低でも6時間の睡眠を確保しましょう。たとえば、午後11時就寝、午前5時起床のパターンはお勧めです。

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