許せない!悪徳リフォーム業者の卑劣な手口 あなたの親も狙われているかもしれない
12月7日(月)よる7時からの次回放送「正義の仕事人2時間SP」で取り上げるテーマの一つが、悪徳リフォーム業者の汚い手口を暴くスペシャリスト「住宅Gメン」だ。高齢者を中心に被害が後を絶たない悪徳リフォームに対抗する住宅Gメンとはどんな人たちなのか。番組の制作に当たって取材班が話を聞いた住宅Gメンの田中勲さんの下に寄せられたある相談を具体的なケースとして、悪徳リフォームの実態を紹介しよう。
6倍に膨れ上がったリフォーム代金
リフォームの見積もりは、いつの間にか6倍に膨れ上がっていた。
11月上旬、ある地方都市の一軒家に住む70代女性の佐藤ハツさん(仮名)の下にA社を名乗る会社の男が訪ねて来た。「隣の家の屋根を修理していたら、佐藤さんのお家の屋根がとても傷んでいるのを見つけました。早急に直さないと雨漏りしてしまうでしょう。当社で工事をやらせてもらいますよ」。
提示された屋根の修理代は500万円。佐藤さんは金額の大きさに驚いて、その話を断った。A社の男は資料を置いてあっさりと引き下がった。
3日後、別のB社を名乗る会社の男が、佐藤さんの下を訪ねて来た。「リフォームのモニターをやってくださる家を探しています。施工例として紹介する代わりに、通常よりも割安な金額でやらせてもらいます。よろしければ、まず無料で点検しますよ」。
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