日経平均2万円突破の可否は米国金利次第だ

師走相場は26年間で17勝9敗の勝ち越し

2014年の大納会、日経平均株価は大幅続落となった。2015年は月末に向けてどんな動きを見せるだろうか(撮影:梅谷秀司)

日経平均株価はなかなか下げません。相場格言にあるように、「押し目待ちの押し目なし」の状況にあるといっていいでしょう。ただ、そんなことを言い出したり、周りからよく聞くようになった途端、天井打ちになることも珍しくはありません。違う表現をすれば、先週からの日経平均は2万円を前に「伸び悩み」という状況でもあるからです。ただ、気になるのは郵政3社の株価です。再び上昇基調を強める可能性が高く、郵政3社の株価上昇が日経平均の2万円超えからの牽引役となるシナリオはありえます。

「掉尾の一振」が見られるか

日経平均の師走相場の騰落は、1989年~2014年までの26年間において17勝9敗と勝ち越し。12月はクリスマス休暇を控えて海外投資家の売買が細る傾向が強く、内外のマクロやミクロ環境の変化に敏感に反応することが多い。景気回復基調だった2003年~2006年、2008年~2010年、2012年、2013年は月末にかけて一段高となる「棹尾の一振(とうびのいっしん))」がみられました。

同様に米国市場も年末に向けては堅調になる傾向が強いのです。米国株式市場を代表するS&P500の米感謝祭日を含む週末の終値から年末までのパフォーマンスをみると、2005年以降の10年間で平均して1.65%の上昇。直近5年間に限ると3.5%の上昇となります。

次ページ今週は年後半で最大のヤマ場
マーケットの人気記事
トピックボードAD
関連記事
  • フランスから日本を語る
  • 日本野球の今そこにある危機
  • 財新
  • スージー鈴木の「月間エンタメ大賞」
トレンドライブラリーAD
人気の動画
地方スーパーが撃沈「コスモス薬品」の破壊力
地方スーパーが撃沈「コスモス薬品」の破壊力
パチンコホール「ガイア」店舗撤退で大激変する勢力図
パチンコホール「ガイア」店舗撤退で大激変する勢力図
「上司の品格」を疑われる、やってはいけない7つの質問
「上司の品格」を疑われる、やってはいけない7つの質問
日本人が知らない「ビタミンD」不足の怖さ
日本人が知らない「ビタミンD」不足の怖さ
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
トレンドウォッチAD
SDGsが迫る企業変革<br>ビジネスと人権

サプライチェーンの中で起きる人権侵害への意識が高まっています。欧米では法制化が着実に進展し、企業に対し人権リスクの把握と対策を求める動きが顕著に。欧米に比べて出遅れている日本企業の現状を多角的に検証します。

東洋経済education×ICT