シャープの株主総会は株価低迷への批判や鴻海との提携を不安視する声相次ぐ

--亀山、堺工場の投資を決定をした際にどのような需要予測をしたか。なぜ過剰投資をしてしまったのか。

(奥田社長)堺の工場に対する投資の判断は2007年に行った。その当時は液晶テレビについてはあらゆる調査会社のデータを参考にしながら、需要は自ら作っていくものだという意識もあわせて需要予測を行った。その後、リーマンショックや円高もあり液晶テレビの価格は下落し、国内や中国の需要も減った。また円高ウォン安もわれわれに大きなインパクトを与えた。

コスト力強化と操業の安定化が急務であり、鴻海と協業して(堺を)もっと競争力のある工場に変えていきたい。需要についてはまだまだ大型液晶テレビの拡大余地はあると思っている。

--サポート体制が悪いという評判を聞く。消費者の目線で開発やサポートをしているのか。

(水嶋繁光副社長=技術担当)常にお客様の目線で考え、商品開発から営業に取り組んでいる。ご不満の点が存在するなら真摯に受け止める。迅速確実なサービス、安心できるサポートの実現に取り組んでいきたい。

--新しい経営陣にもっとはっきりと決意表明してほしい。

(奥田社長)2011年度は大変な赤字を出してしまい大変申し訳なかった。目下、いちばんの大きな経営課題として考えているのが財務体質の改善。いかに収益をあげていくか、儲かる商品を作っていくか、役員一同不退転の決意で取り組んでいきたい。

(高橋興三副社長=営業担当)営業という観点からみると、グローバル化の遅れがある。私はアメリカ、中国で8年半仕事をしてきた。海外のマーケットを作っていける会社に変え、隣の国のS社(サムスン)と伍していかなければならない。

(写真は会場のモニター画面を撮影)

(前野 裕香 =東洋経済オンライン)

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