センスのいい未経験者の中途採用も行っていく--エイチーム社長・林高生
「みんなで幸せになる会社にする」「今から100年続く会社にする」というのがエイチームの経営理念。その考えに賛同してくれる人材を積極的に採用していきたい。
ゲーム開発者を現在の100人から1年後には倍増の200人にするのが今の目標。大型の開発を複数走らせることができるようにしたい。そのために登録なしで自由に参加できる説明会「水9プロジェクト」など、独自の採用活動を強化している。
しかし、採用は簡単ではない。応募してくださる方は多いのだが、なかなか思いどおりの人材が集まってこない。われわれの募集方法にも問題があった。プログラミングの経験を持った人材を、経験を評価して中途採用するだけの方法だと、多様なバックグラウンドを持つ人材が集まらない。むしろプログラミングについては素人であっても、入社後に勉強してもらったほうがいい面もある。
3カ月間は勉強漬けに
そこで、経験者採用は続けつつも、センスのいい未経験者も採用することにした。採用試験でいくつかのテストを解いてもらい、問題解決能力や発想力を見る、という方法だ。新たに名古屋ルーセントタワーの36階の半分ほどを借りるが、ここにはセミナールームを設け、キャンプ形式で3カ月間、みっちりとプログラミングなどを教えていく。3カ月間は勉強することだけが仕事。その後に正式配属する、という流れを作り上げたい。