NECが10インチ液晶の新型タブレット端末を発売、個人・企業向け2モデル展開
NECは6月18日、タブレット端末の新製品「Life Touch L(ライフタッチ エル)」を開発、一般個人向け、企業向けと大きく2タイプに分けて順次発売すると発表した。OS(基本ソフト)にはAndroid(アンドロイド)4.0を搭載。個人向けの上記機種には、50種類程度のアプリを標準採用するとともに、各アプリを利用目的などに応じて探せるナビゲーション機能などを備えるのが特徴だ。
ライフタッチ エルは10.1インチの大画面液晶を搭載しながらも、8mmを切る本体の薄さや540gという軽量性が特長。個人向けは内蔵メモリ32ギガバイト(GB)と16GBの2機種で展開。7月5日に発売する。
32GBモデルは50種類程度、16GBモデルは25種類程度のアプリを標準で搭載。目的や利用シーン、Q&Aなどにより「やりたいことからアプリを探せる」ナビゲーション機能のほか、子ども向けにアプリの利用や使用時間などを制限できる「こどもーど」といった独自アプリも備えた。
デジタルカメラで撮った写真をコピーして表示したり、パソコンの中にある音楽データを持ち出して楽しめたり、家庭用の録画機器で録った番組を屋内外で視聴したりすることも可能だという。
価格はオープンだが32GBモデルは実勢で5万円前後、16GBモデルは同4万円前後となる見込みだ。全国の家電量販店やインターネットサイト「NEC Direct」を通じて販売する。
一方の企業(ビジネス)向け機種は、営業や店舗の接客業務のほか、リアルタイムな会議システム、電子マニュアルなど、企業側の要望に応じて仕様を設定する。搭載する機能によって価格が変動。本日から販売を開始しており、出荷開始は7月下旬となる見込みだ。
NECはライフタッチシリーズのほか、スマートフォン「MEDIAS TAB」など合計5種類の携帯端末をスマートデバイスと位置づけ、「2013年度に全体で100万台の販売を目指す」(西大和男パーソナルソリューション事業本部長)という。ただ、今回発表したライフタッチエルなどの「モデル別の台数・目標については、公表していない」(渡邉敏博クラウドデバイス事業部統括マネージャー)という。
(「Life TouchL」を抱える写真の人物はモデルの澤田由希さん)
(武政 秀明 =東洋経済オンライン)
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