「ひとりっ子のほうがマシ」親の介護で噴出するきょうだい格差、押し付け合いの末路。母の「娘を産んでおいて、よかった」にカチン
親の介護が必要となったとき、きょうだいで協力体制を築ければいいのですが、家族だから話し合いがうまくいくとは限りません。「親が倒れた」と連絡が入って病院に駆け付け、久しぶりにきょうだいと対面した、というケースもよくあります。
介護のために確保できる時間はまちまちで、きょうだいでもなかなか一致団結とはいきません。家族構成、仕事の状況や収入、体調も違えば、親のもとへ通うまでの物理的な距離、そして心の距離も異なります。結果「介護する者」と「介護しない者」に分かれてしまうことがあります。
「不公平だ! ズルい!」
親の介護が始まると、時間的・労力的・金銭的な負担が生じることがあります。その負担が自分にばかりかかり、きょうだいが涼しい顔をしていると、「不公平だ! ズルい!」と納得がいかないでしょう。2人のケースを紹介します。
あるとき、まさるさんの母親は風邪をこじらせて入院しました。退院後も体調が戻らず、寝たり起きたりの状態となり介護保険のサービスを利用することになりました。
「年老いた母を目の当たりにして、同居して面倒をみないことが申し訳なくなりました。父が亡くなる前『母さんを頼む』と言っていましたからね。でもね、僕も妻も仕事をしているから、東京に呼んでも一緒に過ごす時間は少なく、かえってさみしい思いをさせるでしょ」とまさるさん。



















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