「体力持つ…?」 アラフィフが「5日間で世界一周弾丸旅」に挑んだまさかの結末… 8.4万マイル+αを握りしめ航空券高騰に抗った執念

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あとはニューヨークとシアトルをつなぐだけだ。これはアラスカ航空で3万5350円だった。

締めて8万4000マイル+約6万5000円で「セルフ世界一周航空券」ができあがった。世界一周といってもエコノミークラスでトータル5日間。ホテルに宿泊できるのはロンドン、ニューヨーク、シアトルの3都市のみ。それでも年末年始ということを考えれば「割安」と判断した。

「クルー・スタッフ」のレーンを案内された

今回の世界一周は5日間で5フライト。第一区間の羽田からコペンハーゲンまではスカンジナビア航空の直行便。13時間あまりのフライトとなるので、事前にマイルを使ったアップグレードを申請しておいたら24時間前に確定した。

なお、アップグレードは入札式で下限が4万2000マイル。前回は4万マイルだったが、2回とも下限+1マイルでアップグレードできたので、あえて多めのマイルを使う必要はなさそうだ。

羽田空港のチェックインカウンターへ行くと誰も客がいなかった。チェックインを済ませるとグランドスタッフの方がエスコートしてくれるという。ついて行くと行き先が「クルー・スタッフ」の専用レーンだった。もちろん待ち時間はゼロだ。

専用レーン
スカンジナビア航空はマイルの入札でアップグレード。チェックイン後、エスコートされた行き先が「クルー・スタッフ」の専用レーンだった(筆者撮影)

なお、スカンジナビア航空は24年にスターアライアンスを脱退し、いまはスカイチームの傘下にあるが、羽田での提携ラウンジはANAラウンジのままだ。ラウンジ内は年末だというのに外国人の姿が目立ち、日本人のアウトバウンドの弱さを身に染みて感じさせられる。

スカンジナビア航空のコペンハーゲン行きは、アッツ島とカムチャツカ半島の間からアラスカ北部を抜けてグリーンランド上空経由の北周りとなる。日本の行き帰りともアラスカの上空を飛ぶので厳密な意味では「世界一周」にはならない。進行方向左側を指定しており、アラスカ周辺でかすかにオーロラを見ることができた。

大西洋上空
羽田からコペンハーゲンへのフライトはアラスカからグリーンランド上空を飛ぶ。アラスカ付近ではかすかにオーロラも見えた。写真は大西洋上空(筆者撮影)

コペンハーゲン到着は15時すぎだが、日没が近かった。ロンドン行きの乗り継ぎまでは約2時間。ここから先はエコノミークラスだが、アジアからビジネスクラスで到着したゲストはSASのビジネスラウンジが利用できる。

ペディキャブ
ロンドン市内で見かけたきらびやかな輪タク「ペディキャブ」。1990年代後半に登場したが、きらびやかになったのは2010年代半ばのことらしい。氷点下のなか乗る気はしなかったが、「映え」全盛の世の中では需要があるのだろう(筆者撮影)

ロンドンで年越しを迎えることになった。ロンドンといえば大みそかの花火が有名だが、花火をきちんと見るためには1人最低42.66ポンド(約8900円)を払い、数時間前から並ばないと良い場所が確保できないという。

花火
ホテルの部屋からみたロンドン大みそかの花火。12分で終了したが、花火の観覧エリアに入るには9000円近くかかる(筆者撮影)

花火が上がるロンドン中心部のホテル代も高い。ゲストハウスのドミトリーですら1人2万円オーバーである。結局花火打ち上げ場所となるロンドンアイから約1kmのイビス ロンドン ブラックフライアーズに投宿したが、17㎡の部屋が244ポンド(約5万1000円)である。

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