3代目に当たる新型「日産リーフ」、EVを買わない理由を解決したと開発陣は胸を張る、実際のところは?

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何より、EVならガソリンスタンドに行く必要がない。地方ならガソリンスタンドまでクルマで数十分かかることも珍しくない。自宅充電が中心で長距離走行はまれ、という使い方なら、EVはむしろ使い勝手がよいとさえ言える。

EVは静かで滑らかというのはご存知だろうが、実は、EV特有の音は出ている。「電車のような音がする」とかいうアレだ。インバータからの音もあるし、モータ本体の音もある。エンジンと比較すれば驚くほど静かに回転しているモータだが、ある特定の周波数帯で音は出ている。エンジンよりは遥かに静粛性は高く、滑らかな加減速をするものだから、一般的には音や振動はさほど気にされていなかった。

日産のエンジニアによれば、新型リーフでは開発段階で、そうした音や振動への課題認識があったという。そのため、モーターを含むパワートレインの音や振動を減らす技術、具体的にはパワートレインのマウントブッシュやモーター本体の改良などで音を消すことに取り組んだという。

実際、試乗してみるとモーターの音もインバータの音もほとんど聞こえてこない。静粛性と滑らかさにプラスして、乗り心地もこれまでのリーフとは異なっている。これらはエンジン車では絶対に作れない性能であり、EVだから創り出せたものだ。

さて、今更だがアウトラインを少々。新型リーフのスタイルは、最近の主流であるクロスオーバー型。初代、2代目とハッチバック型だったリーフも時代変化とともにスタイルも変わった。全長4360mm、全幅1810mm、全高1550mm(プロパイロット2.0搭載車はアンテナにより1565mm)で5名乗車。

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気になる新型リーフの乗り心地は

新型リーフは、グローバルモデルにもかかわらず、日本発売モデルには日本専用のサスペンションを搭載している。しなやかに足が動き、芝生の上を歩いているかのようなソフトな乗り心地だ。この乗り心地と静かなパワートレインだけでも、他のEVとの差は歴然としている。

適度に背骨を支えてくれるシートの座り心地は快適。ルノーから学んだという(写真:筆者撮影)

シートの座り心地も新鮮で、シートバックが適度に背骨を支えていて身体が動かない。エンジニアによればルノーから学ぶことが多かったという。椅子文化のフランスと畳文化の日本の違いがシートに表れること、身体をどう支持するかで乗り心地の感じ方が変わることを学んだという。そのシートは確かにフランスの味があった。

操舵フィールについて言えば、しっかりした手応えがあって思い通りに運転できる感覚がある。最新のデジタル機器になると軽快さは出てくるものの、現実味が薄くどこかバーチャルな操舵だと感じるものだが、その人間の感覚ですら数値化されて「手応え」を作り出している。

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