「『海外では自己表現をするのが当たり前』ってよく言われていると思うんですけど、本当にその通りで。アメリカに留学して『日本に帰ったらもっと自己表現をする活動をしよう』と思ったので、その一つとしてミスコンに出ました」
「起業」という明確な目標があり、それを叶える過程としてさまざまな活動に挑戦していたからこそ、安藤さんのなかには就活をする選択肢は存在していなかった。
しかし、一口に起業すると言っても「どんなビジネスをするか」を考えることは、容易ではない。安藤さんも学部生時代には「これをやりたい」と思えるようなビジネスを見つけられず、大学院に行ってもやはり見つけられなかった。
ゆえに、安藤さんは大学院1年の終盤から就活を始めたわけだが、先述の通りミスコンの話は就活ではしなかった。
それはなぜなのか。
就活でミスコンの話をしなかった理由
「私にとってミスコンは、自己表現の可能性を探るための活動でしかありませんでした。なので、就活を始めたときも『ミスコンをガクチカや自己PRに使おう』とは、まったく思わなかったですね。他にもインターンやビジコン、留学もしていて、学生時代のエピソードは豊富にあったので」
また、金融やインフラなど、受ける業界によってはミスコンの話をすることが逆にマイナスに捉えられることもある。要は、「ミスコンみたいな華やかなことをしてきた人が、なんでこんな固い業界を受けるの?」と思われ、「思考と行動に一貫性がない」と判断されるからだ(もちろん、レピュテーションリスクもあるだろう)。安藤さんが受けたコンサル業界も、まず間違いなくミスコンの話がプラスになることはないだろう。


















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