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政治・経済・投資 #2026年総選挙 超短期決戦の焦点

勝つのは"女神"か"学会"か? 自民党「300議席超をうかがう勢い」でも消せぬ《公明重点区》猛烈な逆風への不安

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だが、公明党は立憲民主党とともに中道改革連合を結成し、公明系議員は小選挙区から撤退。小池知事にとって応援すべき公明党の候補者はいなくなった。

今回の衆院選で福田氏の応援に入ったのは、小池知事独特の「嗅覚」によるものだろう。ちなみに、福田氏の18区と長島氏の30区は「公明重点区」のリストに入っており、情勢調査では苦戦が伝えられている。小池知事は翌2日、記者団に「国際情勢が激しく動く中、安定と改革が両方できる国政を担える方を応援したい」と述べた。

衆院選の自民党候補の応援に入った岸田文雄元首相(左)と小池百合子都知事(写真:共同)

なお、東京24区には、萩生田氏、細貝氏のほかに、参政党の與倉さゆり氏、国民民主党の細屋椋氏、無所属の深田萌絵氏が、東京20区には、木原氏以外に、参政党の掛山茂希氏、国民民主党の大西健太郎氏、日本共産党の宮本徹氏が立候補。東京18区では、福田氏のほかに、参政党の徳永由紀子氏、再生の道の吉田綾氏、中道改革連合の松下玲子氏、国民民主党の鈴木佑馬氏が、東京30区では、長島氏以外に、中道改革連合の五十嵐衣里氏、参政党の寿玲子氏、国民民主党の川上竜世氏が選挙戦に臨んでいる。

自民党は圧倒的リードを守り切れるのか

各社調査が議席を大幅に増加させる予想を伝え、順調に票を伸ばしつつあるように見える自民党だが、党本部は慎重だ。高市首相は2月2日夜、麻生太郎副総裁や鈴木俊一幹事長らと選挙戦後半に向けて情報分析を行い、有力議員や幹部が応援に入ってテコ入れする「重点区」を設定した。

また、古屋圭司選挙対策委員長が各選対宛に文書を配布した。2日に総務省が発表した期日前投票率が前回と比べて低調であるため、自民党が優勢という報道があっても油断してはならないとの警告で、「むしろ、危機感を持った相手陣営の、死に物狂いの運動が後半戦に展開され、情勢のさらなる悪化も懸念されます」と引き締めにかかっている。

確かに情勢は見通せない。今のところ高市人気にあやかって自民党は優勢ではあるが、公明票が動き始めたらどうなるか。

25年の参院選比例区の結果を参考にすると、立憲民主党は国民民主党や参政党の後塵を拝して野党3位に落ち込み、公明党は600万台を割りこんだが、それでも両党の比例票を合わせると1260万8025票となり、1280万8306票の自民党とほぼ同数。きちんと票を動かせば、中道改革連合がかなりの議席を取れるはずだ。

衆院選は折り返しを迎えた。「公明重点区」リストの効果はいかに。

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