「やる気が出ない」のは意志が弱いからではない。脳が"超なまけもの"な納得の理由と、一瞬で動けるコツ

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行動というと大げさに聞こえますが、本当に小さなことで構いません。企画書を今日中に完成させたいと思っていて、でも、やる気が出ないときは、たとえば、イスに座ることを最初の目標にしてみてください。とりあえず企画書のことは置いておいて、まずはイスに座ることだけを考えるのです。

ミニマル脳習慣
『ミニマル脳習慣』(PHP研究所)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

それくらいなら、できそうな気がしてきませんか? イスに座ることができたら、すかさず「私って、えらい! すごい!」と自分をほめてください。ほめることで、さらに脳内にドーパミンが出ます。

イスに座れたら、次はパソコンの電源を入れて「えらい!」。

パソコンが立ちあがれば、パスワードを入力して、ログインして「すごい!」。

こんなふうに、まずは、できそうな小さな行動をやってみると、わざわざ「やる気を出そう」なんて思わなくても、自然と次の行動をしてしまうのです。こうすれば、企画書に向きあうハードルが、ぐっと下がります。

この現象を「作業興奮」といいます。面倒だと思っていた掃除をいったんはじめると、つい部屋の模様がえレベルまでやってしまった経験のある人がいるかもしれませんが、あの状況です。

やる気が先か? 行動が先か?

多くの人が誤解していることですが、人間の脳は、

×やる気が出る➡行動する

ではなく、

〇行動する➡やる気が出る

の順番が正解です。

やる気が出るのを待っていても、そんなタイミングは絶対にやってきません。やる気が勝手にわきあがるというのは幻想です。なので、やらないといけないことがあるのに、でも、やる気が出ないときは、まずは少しだけ動くことを意識してみてください。

菅原 道仁 脳神経外科医・菅原脳神経外科クリニック院長

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すがわら みちひと / Michihito Sugawara

1970年生まれ。杏林大学医学部卒業後、緊急脳疾患を専門として国立国際医療研究センターに勤務。2000年、脳神経外科専門の八王子市・北原国際病院に15年間勤務し、日々緊急対応に明け暮れる。その後、2015年6月に菅原脳神経外科クリニック(東京都八王子市)、2019年10月に菅原クリニック 東京脳ドック(港区・赤坂)を開院。その診療経験をもとに「人生目標から考える医療」のスタイルを確立し、心や生き方までをサポートする医療を行う。脳のしくみについてのわかりやすい解説は好評で、テレビ出演多数。著書に『そのお金のムダづかい、やめられます』(文響社)、『成功する人は心配性』(かんき出版)などがある。

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