「やる気が出ない」のは意志が弱いからではない。脳が"超なまけもの"な納得の理由と、一瞬で動けるコツ

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それでも、日々やらないといけない仕事や用事が、私たちを追いたてますよね。「やる気が出ないからといっても、人間である以上、やっぱり向上心を持たないとダメだ」と考える人もいるでしょう。たしかに、「成長したい」「よりよく生きたい」と願うのも、人間が持つ自然な感情です。実際、そう願い、やる気を出して、目標を達成する人もいます。

やる気に満ちあふれた人は、ほかの人と違う特別な脳を生まれつき持っているのかというと、まったくそんなことはありません。あなたの脳と同じです。

それでは、なぜ、すぐにやる気が出せる人と、いつまでも先延ばしする人がいるのでしょうか?そのカギをにぎるのが、「ドーパミン」という脳内物質です。

ドーパミンという言葉は、どこかで一度は耳にしたことがあるかもしれません。専門的には「神経伝達物質」といって、喜びや達成感を味わったとき、また「うまくいきそう!」と期待したときに分泌される物質です。「『できた!』という感覚と結びつきやすい物質」と考えてください。

このドーパミンが分泌されると、脳は「もう一度、あの感覚を味わいたい」と、さらにドーパミンが出る行動を繰り返すようになります。アスリートが毎日ハードなトレーニングに耐えられるのも、この脳の働きがあるからです。

アスリートだけでなく、あなたのまわりのうまくいっている人、たとえば、コツコツ勉強して希望の大学に入る学生も、前倒しで仕事を進めて常に余裕を持っているビジネスパーソンも、本人は特に意識していないかもしれませんが、例外なく、このドーパミンの仕組みをうまく利用しています。

ちょっとでも動けば、不思議とやる気が出る

それでは、どうすればドーパミンが分泌されるのでしょうか?

いちばん簡単に出す方法は、「小さく行動する」ことです。ほんの少しでいいので、実際にからだを動かすと、ドーパミンが出はじめます。

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