「やる気が出ない」のは意志が弱いからではない。脳が"超なまけもの"な納得の理由と、一瞬で動けるコツ
あなたは、脳という臓器に、こんな「いいイメージ」を持っていませんか?
「からだのいろいろなところに指令を出す、リーダー的な存在」
「心臓と同じように、寝ているときも、ずっと動いている働きもの」
たしかに、役割としては、その通りなのですが、脳に対するこのイメージには、1つ大きな勘違いがあります。脳は働きものどころか「超」がつくほどの「なまけもの」なのです。私は「なまけ脳」と呼んだりしています。
脳が働こうとしない理由
なぜ、脳は、なまけものになったのでしょうか?
それは、脳が異常に「燃費の悪い」臓器だからです。
脳の重さは成人で約1400グラム。からだ全体のわずか2パーセントほどしかありません。ところが、安静にしているときでも、からだ全体で1日に必要なエネルギーの約20パーセントを消費するといわれています。つまり、脳がフル稼働しすぎると、すぐにからだ全体がスタミナ切れを起こしてしまい、いざというときに動けなくなる危険があるのです。
すべての生き物は、敵におそわれたときなど、いざというときのためにエネルギーをたくわえておきます。自然界で生き残るためには、省エネが合理的です。私たちの脳も同じで、なにかあったときに動けなくなると困るので、通常時はなるべく働こうとしません。結果として、脳は新しくなにかをはじめたり、仕事にとりかかったりすることを面倒に感じる、なまけものになったのです。
すぐに面倒になるのは、人間の脳がもともと持つ性質といえます。人間にとって、やる気が出ないのが自然な状態なのです。今日から、やる気が出ないことや先延ばししてしまうことで罪悪感を抱いだいたり、自分を責めたりするのはやめて、すべて脳の仕組みのせいにしてしまいましょう。


















無料会員登録はこちら
ログインはこちら