グーグルがモバイルの地図サービスに新機能導入、アップルとの競争加速

グーグルがモバイルの地図サービスに新機能導入、アップルとの競争加速

検索大手のグーグルは、地図サービス「グーグルマップ」「グーグルアース」に、オフライン機能や高精度3次元機能などの新機能を導入していくと発表した。
 
 今回の新機能は、スマートフォンを中心としたモバイル向けに順次導入される。グーグルの地図サービスはすでに半分以上がモバイル環境から利用されているという。
 
 グーグルマップに導入されるオフライン機能は、地図データをあらかじめ端末にダウンロード(キャッシュ)しておき、圏外など通信機能が使えない環境でもグーグルマップを使えるようにするもの。ダウンロードできるデータ容量に制限がある関係上、オンラインと同等に使えるわけではないが、経路検索なども可能。アンドロイド版のグーグルマップアプリで今年中に利用できるようになるという。
 
 なお、ブラウザ版のグーグルマップには対応していないほか、アップルのiOSのマップアプリに提供しているグーグルマップにも対応しない。後者はアップルの方針次第のためだ。
 
 地図データについては、ライセンスの都合上、日本国内の地図はダウンロードに対応していない。このため、日本国内の地図は、オフラインでは使えない。ただ、国内で北米等の海外の地図をオフラインで利用することはできる。日本の地図をオフラインで利用できるようになるかについては、見通しを明らかにしなかった。
 
 グーグルアースで導入される高精度の3次元機能は、6月末ごろからサービスを開始、アンドロイド版、iOS版のグーグルアースアプリで機能する。複数の角度から撮影した航空写真を合成し、非常にリアルな3次元画像を再現した(デモ画面参照)。3次元画像が閲覧できる地域は北米の主要地域からで、日本の主要地域の3次元画像もいずれ閲覧できるようになるという。

これまでモバイルの地図サービスでグーグルを利用していたアップルが、独自の地図サービスに切り替えると報道されている。モバイルにとって地図サービスは非常に重要なサービスであり、この分野でもグーグルとアップルの競争が加速しそうだ。

■モバイルのグーグルアースアプリで導入される高精度三次元画像のデモ
 

(東洋経済オンライン)

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