列島各地で響いた第一声、"戦後最短"16日間の衆院選の先に待つ「自民圧勝」と「2.19退陣」の分水嶺

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さらに、れいわ新選組の大石晃子共同代表は「私たちは消費税廃止を訴えています。そもそも税金は大金持ちから取らないといけないと違いますか。私たちの政権、これでいいんでしょうか。高市早苗のわがまま解散。許したらいけませんよ」と、高市氏を厳しく批判した。

大石共同代表
れいわ新選組の大石共同代表は消費税廃止を訴えるとともに、高市首相への批判を強める(写真:ブルームバーグ)

減税日本・ゆうこく連合の原口一博共同代表は「われわれは何でこんなに物価高に悩んでいますか。政治が悪いからでしょう。消費税、これは廃止一択です。食品だけゼロにしたって何の意味もない。むしろ飲食店は潰れます」と、新党を急遽立ち上げた理由と目的を強調した。

そうした中、他党とはまったく違う独自のカラーを打ち出したのが、チームみらいと日本保守党だ。

チームみらいの安野貴博党首は「未来に対して希望が持てるような、そんな国をつくる。それが、チームみらいがやりたいことです。消費税を下げるのではなくて、いま、大きな現役世代の負担となっている社会保険料を下げる、これを優先すべきだと考えるからです」と、消費税減税反対の独自路線を繰り返した。

また日本保守党の百田尚樹代表は「私たちは今回、最も大きな問題と考えてるのは移民問題です。移民はもういらんと。いったんストップしようじゃないか、抜本的に見直そうじゃないかと言ってるんですよ」と、強い口調で外国人対策の強化を訴えた。

超短期決戦で交錯する各党の立ち位置

いずれにしても、今回の衆院選は解散から投開票までの期間が16日という、戦後最短の超短期決戦だ。ただ、与野党の立ち位置が複雑に入り交じり、訴える政策も減税などでは微妙な食い違いもある。

さらに、各種世論調査でも解散に至る高市首相の“迷走”への有権者の不信感の高まりも目立ち始めている。選挙アナリストも「結果がどうなるかは最後までわからない」と困り果てているのが実情だ。

泉 宏 政治ジャーナリスト

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いずみ ひろし / Hiroshi Izumi

1947年生まれ。時事通信社政治部記者として田中角栄首相の総理番で取材活動を始めて以来40年以上、永田町・霞が関で政治を見続けている。時事通信社政治部長、同社取締役編集担当を経て2009年から現職。幼少時から都心部に住み、半世紀以上も国会周辺を徘徊してきた。「生涯一記者」がモットー。

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