公明党の離脱で「下野しても続いた」26年の協力関係に幕、父・小渕恵三元総理が始めた自公連立解消に優子氏「残念としか言いようがない」
ある日、ネクタイを外したワイシャツ姿の父が、公邸にあるマッサージチェアのところでクシャクシャって潰れるように寝てたんです。予算委員会とかがあると午前2時とか3時に答弁書がくるので、あまり熟睡できない。
そんな父の姿を見たときに、今家族としてそばにいてあげなかったら後悔するなと思いました。それと父を批判するテレビを見て「自分のためじゃなくて日本のために一生懸命汗かいて頑張っているのに、こんなふうにたたかなくてもいいんじゃないか」と、マスコミの報道をまったく客観視できなくなってきたんです。
テレビ局員として矛盾を抱え始めてしまったので、父に相談して、今は会社を辞めて父のそばにいるべきかなと思って秘書になりました。
政治家は「意外と」傷ついている?
——お父さんのことが心配だったということですが、もともと総裁選への出馬には反対していたんですよね。
そうですね。母も「総理になんかなったら離婚する」とか言ってたみたいです(笑)
父はすごく普通の人なので、この普通の人が総理なんていう恐ろしい仕事を本当にできるかな、やるのかなとか、あと周りから何を言われるだろうかとか……。もちろん重責だし、忙しいし、こんな大変な思いをしてほしくないと。
——「冷めたピザ」と揶揄されたりすることもありました。
当時はSNSが普及していなかったのでテレビや新聞、週刊誌が主体でしたが、母はそれを見ながらいつも怒っていて、逆に父は怒らないけど傷ついているのが娘の目から見てもわかりました。
「そんな記事見なきゃいいのに」と思うんですけど、父は細かく見てるんですよ。それで批判をしている記者にわざわざ「いいこと言ってくれてありがとう」と電話するんです。
——そんなお父さんは総理在任中に6kgやせたそうですね。
移動も多いし、外交日程もたくさん入ってくるので肉体的にも大変だということもありますけど、やはり、いろんな決断もしなければならないし、父の場合はプレッシャーが重なるとお腹を壊す人だったんです。
首回りもやせていき、ワイシャツの襟がブカブカになったのを見かねた秘書官が、襟の後ろをクリップでつまんで調整していました。
——総理が激務だというのは今も変わらないと思いますが、お父さんと比べて高市総理の状況をどうみていますか。
総理自身が「働いて働いて…」とおっしゃっていて、本当に精いっぱい働かれていると思います。また、女性初の総理の誕生は、“ガラスの天井”を破ったという意味ですごいことだと思っています。


















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