エース社員が"最低限の成果"しか出さなくなった本当の理由 1on1ミーティングで重要なこと

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成長するチームにおいて、メンバーの状況は日々変わります。キャリアへの思いや仕事への取り組み方、外的要因によるモチベーションの変化など、昨日と同じ状態が今日も続くわけではないからです。

重要なのは、部下を単に「役割を担う存在」として見るのではなく、感情・価値観・背景を持った「全人格的な存在」として理解しようとする姿勢です。人としての理解があってこそ、小さな変化に気づき、適切な関わり方へとつなげることができます。

だからこそ、マネジャーは常にアンテナを張り、動きを常にキャッチし、適切なタイミングで行動につなげることが求められます。

圧倒的な成果を出すマネジャーにとって大切なこと

残念ながら、ハジメはおそらく、十分な準備もせずに1on1ミーティングに臨んだのでしょう。実際、多くのマネジャーが、「何のための作業か」をあまり意識せず、ただ業務としてこなしてしまった経験があるのではないでしょうか。

圧倒的な成果を出すマネジャーにとって最も大切なのは、「変化を察知する力」と「行動を促す力」です。このエピソードは、部下のパフォーマンス低下を例にしていますが、この2つの力は、部下対応にだけ発揮されるものではありません。優れたマネジャーは、市場分析・業績管理・組織運営など、あらゆる場面で違和感や兆しを捉え、「次に何をすべきか」を考え続けています。

テクノロジーは日進月歩で進化し、市場や競合も絶えず動き続けています。それに応じて、ルールや組織、ビジネス戦略を柔軟に変えるためにも、現場の最前線にいるマネジャーには「変化を察知する力」が不可欠なのです。

そして、実際に行動を起こすのはチームメンバーです。だからこそ、メンバーが今どんな状態にあるのか、モチベーションはどこに向いているのか、どんな変化が起きているのかを正しく捉えることが欠かせません。

プレイングマネジャーに留まることなく、主体的に観察し、気づきがあれば確認し、成果があれば称賛し、期待とズレがあれば適切にフィードバックする──こうして五感を使ってチームを動かす環境を整えていきます。

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