翌日、市内観光に繰り出した私は、イチゴを量り売りしている露天商を発見。どんな味がするのか1粒だけ食べてみたいと思い、旅の途中で手に入れた細かいお金(1元札。当時のレートで約20円)をポケットから取り出し、40代くらいの中国人女性に渡した。
その女性は「1元札?」「どういう意味?」といった怪訝な表情を浮かべていた。私はイチゴを指さしながら、TOEIC300点の壊滅的な英語力で「One! One!」と伝えた。メッセージを理解した中国人女性は、「1粒ならお金はいいわよ」「好きなの選んで食べなさい」と私にお金を返した後、歯磨きスマイルでイチゴを選ばせてくれた。
日中関係“悪化”の中、中国渡航した正直な感想
日中関係が悪化している2025年12月に中国渡航した時も、いつも通りと言うべきか、現地では好意的に接してもらう機会が多かった。
マイナス6℃の極寒環境でトイレの限界を迎え、慌てて飛び込んだ焼肉店で、店員さんは快くトイレを貸してくれた。キャバクラみたいなカラオケ店に飛び込んだ時も、強面の男性がトイレまで案内してくれた(やられたらやり返す。トイレ使用後、どちらの店にも日本から持参したお菓子をお礼として渡した)。
現地のフードデリバリー配達員に「北朝鮮レストランはどこにありますか?」と質問した時も、地図アプリと翻訳アプリを使って丁寧に説明してくれた。
ホテルの受付で日本のパスポートを提示した際も、宿泊した3つのホテルすべてで、一切嫌な顔はされなかった(部屋をアップグレードしてくれたホテルもあった)。エレベーターまで案内してくれた50代くらいの男性スタッフは、「こんにちは」「私は日本語を勉強している」と日本語で話しかけてくれた。


















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