特急「スーパー〇〇」初期JRが生んだ花形列車列伝 スーパーひたち・あずさ・雷鳥など平成の名ランナー
一方、観光路線である紀勢本線には1989年に「スーパーくろしお」が誕生。従来の381系を改造し、先頭車を大きな前面窓のパノラマグリーン車とした編成を投入した。のちに「オーシャンアロー」となる283系も、1996年7月の登場時は「スーパーくろしお(オーシャンアロー)」の愛称だった。だが、2012年3月には「スーパーくろしお」「オーシャンアロー」は全て「くろしお」の愛称名に戻った。
伯備線には1994年12月に「スーパーやくも」が登場した。こちらも通常の「やくも」の381系をグレードアップし、先頭車をパノラマグリーン車とした編成だった。車体は薄紫色ベースの塗装で、車体側面には「SUPER YAKUMO 381」の文字が鮮やかな赤色でアクセントを添えていた。「スーパーやくも」の愛称は2006年に消えており、JR西日本は比較的早く「スーパー」の冠を外していった印象がある。
今も走る「スーパー」な気動車特急
その一方で、現在もスーパー特急が複数残っているのも西日本である。代表格は第三セクターの智頭急行線を経由して京阪神と鳥取・倉吉を結ぶ特急「スーパーはくと」と「スーパーいなば」だ。
「スーパーはくと」は1994年12月の智頭急行開業とともにデビューし、第三セクターでは珍しい自社発注のHOT7000系高速気動車によって最高時速130km運転を行っている。すでに30年を経過して車両の老朽化が気になるところだが、智頭急行は5年程度先の後継車両導入を目指すとしている。愛称を引き継ぐか、あるいは変えるかはわからないが、少なくともHOT7000系が走り続ける間は「スーパーはくと」の名は維持されるであろう。



















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