自分が住んでいる街のことは、意外と知らない。しかし街の文化や歴史、住んでいる人々に触れると、愛着が生まれる。「染の小道」は、そんな街への愛着を教えてくれた。
もっと中井の街を歩けば良かった
上京して丸4年が経った。その間に2回転居して久しぶりに訪れた中井は、再開発されていることもなく、劇的な変化はなかった。ケバブ屋と歯科が新しくできていたくらいだ。
しかし、いつも通り過ぎるだけだった道をゆっくり歩いてみると、昔から変わらない商店がたくさん息づいていることに気づいた。赤ちょうちんが掛かる居酒屋や昭和っぽいカラオケ。街の電気屋の店先では、おばちゃんたちが立ち話をしている。気になっていたけど、「いつでも行けるから」と結局立ち寄ることのなかったパン屋や八百屋も、変わらずそこにあった。
「あまおういちご大福」ののぼりに引き寄せられ、和菓子屋に入ってみた。こぢんまりとした店内で、明るい女性の店員さんとお客さんがお喋りしている。普段、アパレル店舗なんかではあまり話しかけられたくないタイプだが、私も店員さんと話してみたくなり、おすすめを聞いてみた。


















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