50年を経て初の劇場版! 映画《俺たちの旅》で昭和世代が"号泣必至"のワケ

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(写真:『五十年目の俺たちの旅』(C)「五十年目の俺たちの旅」製作委員会)

昭和を代表する青春物語の金字塔である連続ドラマ『俺たちの旅』は、1975年10月にスタートした。東京・井の頭公園を主な舞台にする、昭和50年前後を生きる大学生のカースケ、オメダ、グズ六を中心にした青春群像劇だ。

本作は、当時の若者たちの青春を映す学園ドラマとは一線を画し、人生の意味や人それぞれの価値観とそれを基にする生き方を世の中に問いかける内容が、彼らと同世代の視聴者層を中心に、熱い支持を受けた。

連続ドラマの1年間の放送終了後、『十年目の再会』(1985年)、『二十年目の選択』(1995年)、『三十年目の運命』(2003年)と、10年毎に主人公たちの30〜50代の人生の節目がスペシャルドラマで描かれ、視聴者は年齢を重ねた彼らのその時々の生活を知るとともに自らの人生と重ね、ともに年月を歩んできた。

そんな壮大なシリーズの放送開始50周年を迎えた2025年。約20年ぶりの続編として制作されたのが、初の劇場版となる『五十年目の俺たちの旅』。放送開始当初、20代だった主人公たちは70代。当時、大学生や中高生だった視聴者も60〜70代になっている。

本シリーズは、主人公たちの人生そのものに寄り添ってきたドラマになり、視聴者にとっての人生の一部にもなっているに違いない。50年にわたって昭和の若者たちの生き様を描いてきた、日本のテレビ番組史に残るドラマシリーズになる。

カースケ、オメダ、グズ六はどんな人たち?

本シリーズの中心になる登場人物は、カースケ、オメダ、グズ六の3人。

1975〜1976年に放送された連続ドラマ『俺たちの旅』(写真:連続ドラマ『俺たちの旅』(C)ユニオン映画)

主人公の津村浩介(中村雅俊)は、思い込んだら命がけの熱い男。瞬間湯沸かし器並みにすぐカーッとなるのでカースケと呼ばれている。いい加減で勝手な男を自認し、楽しく生きなければ人生ではないという信念を貫いて我が道を行く。シリーズを通してさまざまな職を転々とし、『五十年目』では東京で小さな町工場を経営している。

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