クオールは調剤薬局にローソンFCを併設した店舗を今期末50店に拡大、同業他社との差別化加速

クオールは調剤薬局にローソンFCを併設した店舗を今期末50店に拡大、同業他社との差別化加速

関東圏に強い調剤薬局大手のクオールが、自社の調剤薬局との併設型でローソンのFC加盟店の展開を急加速する。2012年3月末時点で、東京都心部に計8店舗しかなかったローソンとの併設店(写真)を、13年3月末には計50店まで拡大させる。5月29日に開かれた12年3月期決算説明会の席上で、クオールの中村勝社長が明らかにした。
 
 調剤薬局とローソンFC店との併設店は、出店後2年程度で軌道に乗れば、調剤売り上げにローソンでの物販を合わせ、1店舗当たり2億~2.5億円をクオールの売り上げに計上できるという、調剤薬局の競合他社にはない事業モデル。

中村社長は、「ローソンは特別チームを作るなど、やる気になってもらっている。他のコンビニチェーンがやりたくてもできない薬剤師の確保と教育を、当社がしっかりと行っているので、今期は50店を超える出店も可能だ。全国レベルで一気に広がる可能性を感じる」と説明する。中村社長は、調剤薬局10店舗に対しローソン1店舗というくくりにすることで、ローソンを物流拠点に医薬品以外の食料や食事、介護用品などの配送を行っていくとの構想も披露。ローソンとの協業を通じて、今後一般化する在宅医療・介護を念頭に置いた、複合型のシニア向け生活サービスを発展させていく考えを示した。

クオールは、今13年3月期の売上高を前期に比べて178億円(約27%増)上回る843億円弱にするとの計画を発表。その増収幅のうち、ローソン併設店の出店が寄与する分は48億円に上ると見込まれている。今期に計画しているローソン併設店42店のうち、すでに37店が内定しており、そこには、これまでクオールの調剤薬局がなかった札幌や神奈川、埼玉、栃木などへの出店エリア拡大も織り込まれているという。

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