ムーアスレッドが次世代チップ発表、加速する中国の国産AI半導体開発。一部性能はエヌビディアを凌駕か、株式市場でも人気沸騰

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現在、中国の証券市場においてAIは最も注目を集める業界の1つだ。25年に入り、アメリカがエヌビディア製AIチップの中国向け輸出を制限するなか、中国製AIチップは急速に市場シェアを伸ばしている。

上海証取科創板への上場記念式典に出席したムーアスレッド経営陣ら(同社ウェブサイトより)

AIチップの研究開発で先行する中国の「寒武紀科技(カンブリコン)」が20年7月に株式上場後、爆発的に成長したことはその象徴例だが、ムーアスレッドも証券市場では「第2のカンブリコン」と期待されている。

株価は一時公募価格の8倍強に

25年12月5日、ムーアスレッドは上海証券取引所のハイテク企業向け市場「科創板」に上場を果たし、11日には株価が941元(約2万1000円)と公募価格(1株114.28元)の8倍強にまで上昇した。

本記事は「財新」の提供記事です。この連載の一覧はこちら

ただ現在の株価はまだ期待先行の面が大きい。上場資料によると、ムーアスレッドの25年1〜9月期の決算は、売上高7億8500万元、純利益は7億2400万元の赤字だった。25年の通期予測でも、純損失が7億3000万~11億6800万元の範囲となると見込まれている。

ムーアスレッドは20年10月に設立され、エヌビディアをベンチマークに汎用GPU技術を基本とする路線を選択している。創業者兼CEOの張建中氏は元エヌビディア中国法人の総経理(社長に相当)であり、CTOの張鈺勃氏もかつてエヌビディアに在籍していた。

(財新記者:劉沛林)
中国語原文の配信は12月20日

※本記事は原文を要約し、日本の読者向けに適宜補足したものです。
財新編集部

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Caixin

2009年設立の財新は中国の経済メディアとして週刊誌やオンライン媒体を展開している。“独立、客観、公正”という原則を掲げた調査報道を行い、報道統制が厳しい中国で、世界を震撼させるスクープを連発。データ景気指数などの情報サービスも手がける。2019年末に東洋経済新報社と提携した。(新型肺炎 中国現地リポート「疫病都市」はこちらで読めます

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