
エヌビディアCEOのジェンスン・フアン(写真:Mike Kai Chen/The New York Times)
アメリカの大手半導体メーカー、エヌビディアが中国向けの販売規制に違反した疑いについてアメリカ政府が調査を開始した翌日の4月17日、同社CEO(最高経営責任者)のジェンスン・フアンは北京で中国政府の貿易当局者と会談した。
中国の国営メディアによるとフアンは、国が管轄する貿易団体である中国国際貿易促進委員会との会談に招待されていた。フアンは中国の経済政策担当副首相、何立峰とも会談した。
フアンの訪中は中国の国営メディアによって取り上げられ、フアンはエヌビディアの中国向け販売に対するアメリカの規制が同社の事業に重大な影響を与えていると述べたと報じられた。同報道によるとエヌビディアは、「引き続きあらゆる努力を惜しまず」規制に準拠した製品をつくり、「中国市場に揺るぎなく貢献していく」という。
日々変動するアメリカ政府との関係
フアンは、エヌビディアとアメリカ政府との関係が激しく変動した週に北京へと向かった。
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