「菅田将暉主演『民王』のロケ地に」「ロビーはシャンデリアが煌めく」…東京駅から9分、茅場町にある「知る人ぞ知る"昭和の名ビル"」が格好良すぎた

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内装も、竣工当時のステンレスが今も変わらぬ輝きを放っている。訪れた人が鉄鋼製品の美しさを感じられるようになっているのだ。

鉄鋼会館
表玄関の下部に記された端整な「定礎」。ステンレス・エッチング仕上げと呼ばれる当時最先端の製品だそうだ(筆者撮影)
鉄鋼会館
こちらも几帳面に仕上げられた表玄関の天井部(筆者撮影)
鉄鋼会館
落ち着いた趣の1階エントランス(筆者撮影)

入ってまず目に飛び込んでくるのが、カマボコ型に丸くくり抜かれたエントランス天井だ。

金属=硬い、というイメージを裏切るように、鋼板の曲面がどこかあたたかみのある印象を与えてくれる。

ただのオフィスビルではない、ハレの場である会議場・宴会場としての役割をもつ、鉄鋼会館らしいたたずまいである。

鉄鋼会館
細かな凹凸が鈍く光る、ステンレス・エッチング加工が施された壁面。これぞ渋イイ!(筆者撮影)
鉄鋼会館
エントランスホールの壁面にも、鉄鋼を素材にしたレリーフが飾られている(筆者撮影)
鉄鋼会館
東京都庁のステンレスを使ったパブリックアートなどで知られる、伊原通夫という彫刻家の作品だそうだ(筆者撮影)

当時は最先端、そして今は“渋イイ”。

まさにこの連載を象徴するような建物だ。

人気ドラマのロケ地にも使用されてきた

鉄鋼製品を惜しみなく用いてつくられたこのビルは、完成した当時も大きな話題を呼び、昭和44年に人気ドラマ『ザ・ガードマン』のロケ地としても使われたという。

最先端として生まれ、半世紀以上を経てもなお独自の存在感を放ち続ける……そんな時を超えるかっこよさが、このビルにはある。

鉄鋼会館
エントランスには模型や建物の解説パネルなども置かれており、愛されていることがわかる(筆者撮影)
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