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「トイレを連想」「衛生面が気になる」との声も…。おしゃれドーナツ店「I'm donut?」が陳列方法めぐり炎上、その要因と取るべき対策

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  • 城戸 譲 ネットメディア研究家・コラムニスト・炎上ウォッチャー
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写真を見ると、淡いパステルピンクの正方形のタイルに、ドーナツが並んでいる。タイルの間には、白い目地があるのも特徴的だ。「パステルカラーのタイルと、白い目地のコントラスト」を見て、投稿のようにトイレを思い出す人は多かったようで、Xでは同意する声が相次いだ。

公式の画像。明るいライティングだと、便所っぽくは見えない感じだ(出所:「I'm donut?」公式インスタグラム
ただ、アップで撮影すると、どうしてもタイル感が強い印象は拭えない(出所:「I'm donut?」公式インスタグラム

こうした反応を受けて、ネットニュースサイトの「J-CASTニュース」が運営企業への取材内容を掲載した。記事では「お風呂や浴槽などを想起させるタイルではなく、キューブの組み合わせをイメージしたデザイン表現としております」との広報担当者コメントを紹介。話題となった陳列台は、日常的に清掃・衛生管理を行っているとする一方、運用改善をふくめて検討するとした。

ビジネスでは、消費者の感想が正義になる

今回の事案は、ひとえに「運営側の意図」と「SNSユーザー」のズレが浮き彫りになったケースだと感じる。その上で、ここまでの情報だけで見ると、炎上にまで至る内容なのだろうかと、個人的には店舗側を擁護したくなる。

まず「会話で唾液が飛んでいるのでは」との指摘だが、システム的には多くのベーカリーと似ている。むき出しの商品を客がつかみ、トレーに移す提供スタイルは、うどん店などでも見られる。くしくも小麦系の例えばかりになって恐縮だが、飲食店では珍しくない手法と言えるだろう。

また、「パステルカラーのタイル」イコール「トイレっぽい」と感じるのも、すべての人々ではない。X上では「このデザインからトイレを連想するのは、昭和世代だけではないか」といった反応もあり、最近ではイメージも一時期より薄れているのではないか。

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【違和感の正体は「トータルコーディネートの不足」】

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