YouTubeで顔出し不要でバズる「鉄板ジャンル5選」、定年後71歳シニア男性も警備員バイトから月収60万に大逆転の"秘密"

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

(2)人物エピソード

人物のエピソードを紹介するチャンネルも一定の人気があります。例えば偉業を成し遂げた人たち、政治家、創業者、あるいは文化人など。著名な彼らには知られざるエピソードが必ずあるのです。

例えば松田聖子。出生時の名は蒲池法子(かまち・のりこ)ですが、彼女は旧柳川藩主の血を引く人物なのです。おそらく聖子ちゃんファンでも知っている人は少ないと思います。

日中国交正常化を果たした田中角栄が、中国に招待されたときのエピソードも面白いです。現地の迎賓館で出された味噌汁に、自分が飲み慣れた新潟の味噌が使われていて、エアコンの室温も自分好みの室温に調整されていたそうです。驚愕した彼は「こんな国には勝てっこない」、そう思ったそうです。

私はこのタイプのチャンネルを2つ運営しています。1つは日本の近代を築いた、いわゆる偉人と呼ばれる人たちのエピソードを紹介するチャンネル。故人が多いです。もう1つはスポーツ、芸能分野で活躍している人たちのエピソードを語るものです。

歴史系にしても人物エピソード系にしても、どちらもコンテンツの賞味期限が長いです。ほぼ無期限といっても良いでしょう。というのも、それらが扱うのは曲げようのない事実(史実)だからです。

(3)地理、街の深層

この分野も歴史同様、コアなファン層が厚いと感じます。住みたくない場所、なぜこの高速道路はここで突然切れているのか、なぜ過疎の町の駅に新幹線が停まるのか、バブル遺産、廃道、中断されたままの土木工事、限界集落、限界ニュータウン……などなど。私たちの身近な疑問を、地理的な属性から考察しています。

コンプライアンスが変わってYouTubeが舞台に

(4)都市伝説、オカルト

タイムトラベラーが実在した証拠5選とか、太古には今の人類を超える文明が栄えていた証拠10選など、そういうテーマは一定の層から根強い人気があります。巨大地震予測、心霊スポット、UFOもこのジャンルとして扱われたりします。かつては頻繁に地上波のテレビで放映されていた内容ですが、最近は報道倫理ガイドラインや各局のコンプライアンスが変わって、なかなか放送されることがありません。そこでYouTubeが舞台となるわけです。テレビで放送できないのならYouTubeで作って流そう、ですね。

次ページ多くのチャンネルを運営できる理由
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事