週末の結婚式場で月10万円稼ぐ「聖歌隊」…聖なる夜に考える「歌って稼ぐ」副業のリアルなやりがい
幸せの絶頂を演出する「歌のプロ」
聖歌隊と聞くと、クリスマスのミサや教会の礼拝を思い浮かべるかもしれませんが、ビジネスとしておもに需要のある場面は「結婚式場」です。
新郎新婦の門出を祝う挙式において、賛美歌などを歌い、厳かな雰囲気を演出するのがその役割です。
仕事の内容は単に歌うだけにとどまりません。挙式の進行に合わせて、入場時のドレスの裾直しを手伝ったり、退場後のゲストのお見送りをサポートしたりと、式場スタッフの一員としての振る舞いが求められることもあります。
特別な資格は必要ありませんが、音大の卒業生や、学生時代に合唱団に所属していた経験者が多く活躍しており、年齢層としては20代から30代が中心となっています。
この仕事の最大の魅力は、週末に稼働が集中するため、平日は別の仕事をしている人でも副業として取り組みやすい点にあります。
結婚式の8割以上は土日に行われるため、カレンダー通りの休みがある会社員にとっては、スケジュールの調整がしやすい「週末副業」の優等生といえるでしょう。
では、気になる収入面はどうなのでしょうか?
聖歌隊の報酬は、一般的なアルバイトと比較して「高時給」だといえます。
具体的な相場としては、挙式1本あたり5000円程度が目安となります。これだけ聞くと少なく感じるかもしれませんが、結婚式が多いシーズンであれば、1日に3回ほどの挙式を担当することも珍しくありません。
仮に1日3本の挙式に入れば日給は1万5000円。月に7日稼働するだけで、計算上は約10万円の収入になります。


















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