週末の結婚式場で月10万円稼ぐ「聖歌隊」…聖なる夜に考える「歌って稼ぐ」副業のリアルなやりがい
挙式そのものの所要時間は20分程度です。もちろん前後の準備時間はありますが、実働時間に対するパフォーマンスは非常に高く、効率よく稼ぎたい人にとっては魅力的な選択肢です。
ただし、「交通費が支給されないことが多い」という落とし穴があります。
式場専属であれば移動はありませんが、派遣会社に登録している場合、自腹で移動しなければならないケースもあるため、エリア選びは収益を確保する上で重要な戦略です。
本番は分刻みのスケジュール
華やかに見える聖歌隊ですが、その現場は意外にもハードで規律正しいものです。ある日の10時から始まる挙式を例に、そのスケジュールを追ってみましょう。
まず、挙式の1時間以上前である8時50分には式場に到着し、着替えを済ませます。
9時から式場スタッフと綿密な打ち合わせを行い、9時15分にはオルガンなどの演奏者と音合わせを行います。
その後、9時30分からのリハーサルを経て、9時45分にはゲストのお出迎えに入ります。
10時に本番の結婚式が始まり、賛美歌を歌い上げ、10時30分に式が終了すると、すぐさまゲストのお見送りを手伝います。
このように、本番前後の動きは分刻みで管理されており、遅刻は厳禁です。
一方で、1日に複数の挙式を担当する場合、式と式の間に長い「空き時間」が発生することがあります。
挙式自体は短時間で終わるため、次の式までの待ち時間が長く、手持ち無沙汰になってしまうことも、この仕事特有の悩みと言えます。
また、派遣の場合は1日に3つの会場を回る、といったハードスケジュールになる場合もあり、移動の負担と交通費の兼ね合いが、実質的な時給を左右する要因となる点は注意が必要です。


















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