コミュ障なのに「なんか感じがいい」と思われる人が必ずやっていること 雑談で人生がうまくいく《2つのポイント》

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

そうした人ともうまくやっていこう、と思ってもなかなかうまくいくものではありません。できれば近づきたくないし、コミュニケーションも取りたくありません。

この対処法は正面からぶつからないことに尽きます。相手に正面からぶつかってはストレスが溜まるだけだからです。

端的に用を済ます

そこでみなさんにおすすめしたいのが、「会話のチェンジアップ投法」です。チェンジアップとは野球の投球法の1つであり、ストレートのような投げ方なのに球速は遅く沈む軌道になる、バッターのタイミングを外す投げ方です。

差がつく雑談: できる人が実践している伝え方 (単行本)
『差がつく雑談 できる人が実践している伝え方』(三笠書房)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします

苦手な相手と穏便(おんびん)な関係でいたいなら、対話する態度を示しながらも相手に心を開くでもなく、会話の目的を果たす内容に終始します。つまり、無理に合わせようとしなくてもいいのです。

無理に合わせようとしても、おべんちゃらをいうのが関の山。相手から「私にへつらってるな」と思われるだけ損です。だから、苦手な上司への報告や価値観の合わない同僚との打ち合わせなどでは用を端的に済ませることです。

簡単にいうなら、事務的なことをまず先に話します。メールで用を済ますだけだとそっけなさすぎるので、必要最低限の対面をしてお互いを無視し合わずに済ませます。苦手な相手はあまり神経質にならず、必要最低限の内容でその場を乗り切ります。

苦手な上司相手なら、こんな感じです。

上司「おい、この前の件、どうなってる?」
部下「はい、現在は取引先との日程調整を進めておりまして、来週中には確定します。その後、資料をまとめてご報告いたします」
上司「遅くないか?」
部下「ご指摘ありがとうございます。先方との都合を優先した結果ですが、急ぎで進めてまいります」

ポイントは、反論せず、あくまで事実と進捗だけを淡々と伝えることです。感情的にならず、端的に用を果たす。これで大体は問題なく済みます。

差がつく雑談のポイント②
苦手な相手には無理に合わせなくてよい
河上 純二 ビジネスコンサルタント、JYLINK代表取締役

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

かわかみ じゅんじ / Junji Kawakami

株式会社JYLINK代表取締役。1994年、中央大学法学部卒業後、株式会社丸井入社。その後、デジタルハリウッドでデジタル技術を学び、97年より外資系企業にて新規インターネットビジネスの立ち上げにプロデューサーとして参画後、株式会社USENにてインターネット事業部門責任者、株式会社medibaにて新規モバイル事業立ち上げ責任者、株式会社D2Cでコンシューマ事業部門長を歴任。2017年に株式会社JYLINKを創業、代表取締役に就任。さまざまな企業の顧問・アドバイザーとして15社の経営に参画しIT業界の発展に貢献中。経営者トークライブ番組「JJの部屋」、FMラジオ番組「大人のミライ」パーソナリティ。グローバルITメディア「Ubergizmo」オフィシャルジャーナリスト。スタートアップピッチイベントのコメンテーター。著書に『10年後に活きる人脈のつくり方』(日本能率協会マネジメントセンター)がある。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事