AIに「厳しくレビューして」と頼むのが、実は『一番の甘え』である理由

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だからこそ、第三者の視点で確認してもらい、修正するプロセス(=レビュー)こそが、成果の質を担保する鍵になります。

自分では気づけないような、「成果につながらない仕事」を修正するには、レビューをもらうことが一番手っ取り早いのです。

指摘をもらいに行く人が伸びる

成果を出している人の多くは、自分から指摘をもらいに行く習慣をもっています。

・成果物を作るたびに上司や同僚にレビューを依頼する
・自分より視座の高い人に「壁打ち相談」をする
・小さな資料でも「ズレていないか確認してほしい」と必ず誰かに依頼する

などです。

もちろん、指摘を受けたときには落ち込むこともあるでしょう。相談の質が低いと叱られることもあるし、「これ、全然ダメ」と突き放されることもあるかもしれません。ときには、的外れな指摘にイライラすることもあるでしょう。

でも、そうした痛みに耐えつつもレビューをもらうことで、仕事の質が上がっていきます。私自身、痛みを伴うフィードバックをされた経験は多々あります。

・徹夜でリリースした機能が全然ダメで、寝る間もなくすぐに再修正させられる
・22時に出したデータ分析資料が全然ダメで、朝4時まで修正。そのまま資料のプレゼンのために始発に乗って大阪へ出張に行く
・会議の場で正しい意見を言ったつもりだったが、のちに別の幹部から「三浦さんの立場でその発言をするのは、若手を委縮させてしまうからよくない」と言われてへこむ

などです。

特に発言について指摘をされるのは、自分の人格についてダメ出しをされたような気分になるので、いくら正しい指摘だとわかっていてもへこみます。

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