超有名医学誌が示す「脳の健康を害する」14のリスクの中身――女性が特に気をつけたい「4つの追加リスク因子」も新たに判明【医師が解説】
中高年の方なら健康診断の数値に一喜一憂した経験が少なからずあるだろう、血圧、コレステロール、血糖値。
これら生活習慣病に関連する数値は、これまでも心臓病や脳卒中を防ぐための指標として重要でした。ところが、近年になって、血管の健康が将来の認知症リスクと深く結びついているとして、数値をよくすることがますます重要視されているのです。
認知症には「打つ手がある」
世界の最高峰の医学誌『ランセット』が2020年に続いて2024年7月、認知症リスク因子の最新報告を発表しました。
血圧や生活習慣の改善など、修正可能な14のリスク因子を取り除くことで、“認知症の約45%は予防、または発症を遅らせることができる”というのです。
2025年10月には、それらリスク因子にさらに加えるべき別の因子も提案されました。
「加齢や遺伝には打つ手がない」という従来の認知症の見方は、今では変わってきているのです。そんな認知症予防の最新事情について、解説してみたいと思います。



















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