完全に愛人パターンだったが、清美さんには「恋愛ではなく結婚したい。相手に少し寄りかかりたい」という強固な意志があった。ここは勝負所だ。
「付き合おうという話になったとき、『結婚前提でないと困る』とはっきり伝えました。『いいよ』と答えてくれた彼は、その後うちに来るようになったんです。幸せを感じたのは、一緒に食品スーパーに行ったときですね。いつもは1人で重い買い物袋を持ち帰らなければいけませんが、彼が持ってくれました」
“バランスが悪い”相手との良い結婚?
当初は「娘ちゃんのやりたいことを応援するよ」と言っていた和雄さん。しかし、そのうち子どもには興味をなくし、今は清美さんだけに執着している。セックスレスなどという言葉とも無縁らしい。
「結婚当初は束縛がすごくて、主人に頼まれて始めたお店に立つのもやめました。『他の男性とは一切関わらないでほしい』と言われましたが、今では主人も外に出ることが多くなり、私も自由にしています」
仕事にも女性にも興味がなく、パチンコと娘に依存している前夫・健太郎さん。仕事と清美さんが好きすぎて、子どもや家事にはノータッチな現在の夫・和雄さん。真逆のような2人だが、“バランスが悪い”という点では共通している。そして、健太郎さんから子どもと養育費をもらい、和雄さんから家賃と愛情を受け取っている清美さんは、ふてぶてしいほどの光を放っている。結局のところ関係者全員が機嫌良く過ごせているのだから、これも良い結婚なのだと筆者は思った。
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