小野田紀美大臣も利用を公言 "痛くない・脱がない・触られない"従来の常識を覆す「無痛MRI乳がん検診」、受けてわかったその革新性

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まず問診票を記入し、事前に検査の流れの説明を受けたら、無痛MRI乳がん検診のために作られたオリジナル検査着に着替える。放射線技師が利用者の胸に触れることなくMRI撮影が行えるよう、検査着に乳房の位置がわかるマークが印されているなど、合理的な工夫が随所に施されている。

下着を外すため、利用者としては、検査着の色や生地が薄いと乳房が透けてしまいそうで気になるのだが、この検査着は厚めの生地で色も濃く、安心感がある。

検査着
検査着の背中にある2つの丸い印は乳房のある位置を示している(編集部撮影)

本当に痛くない? 撮影は約15分間

そして、いざ撮影へ。MRIの寝台にうつぶせになって、穴の開いた部分に乳房を入れると準備が完了。手でブザーをにぎり、不安を感じたりした場合にボタンを押して技師の方に知らせることができるようになっている。

MRI撮影の様子
うつぶせのまま台が動きMRIに入る。周りが見えない状態なので恐怖感は少ない(編集部撮影)

耳栓とヘッドフォンをしてMRIの撮影が始まると、「ゴーンゴーン」「ビービー」などといった大きな機械音が耳に響く。最初はうるさいと感じるが、リズムが単調なので、徐々に慣れてくる。ヘッドフォンからは気持ちが安らぐような静かな音楽が流れ、利用者の中には寝てしまう人もいるという。

次ページ検査から約1週間で診断結果が届いた
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