小野田紀美大臣も利用を公言 "痛くない・脱がない・触られない"従来の常識を覆す「無痛MRI乳がん検診」、受けてわかったその革新性
無痛MRI乳がん検診の利用者に行ったアンケートによると、一度マンモグラフィを受けて激痛だったので、「痛くない 乳がん検診」などと検索してたどり着いたという人も多いという。
痛みに加えて、「恥ずかしさ」も乳がん検診の大きな壁になっている。マンモグラフィも超音波検査も、上半身をさらさなければならない。
「単純な恥ずかしさだけではなく、たとえば、『ひどいアトピー性皮膚炎をもっていて、胸だけじゃなくて身体中が真っ赤だから、技師さんでも見せたくない』と身体にコンプレックスがあって切実に悩んでいる方もいらっしゃる。そういう方からは、『この方法なら服を着たままでいいから、本当に救われた』という声をいただきます」
加えて、従来マンモグラフィを受けることができない、乳房再建術や豊胸術で乳房内にインプラントを挿入した人でも検査が可能など、受け入れ窓口が広いのも心強い。
ただし、MRI検査のため、心臓ペースメーカーや、大きな入れ墨が入った人は受けられないので注意が必要だ。
「死角のない検査」で高精度を実現
心と身体への負担がほとんどないことはわかったが、やはり検査精度については気になるところ。
実は日本人女性は、乳腺が密に存在する「高濃度乳房(デンスブレスト)」が約半数を占める。このタイプはマンモグラフィで乳腺が白く映るうえに、がんも白く映るため、がんが見つかりにくいのだ。こういったケースでは、より正確な診断のために超音波検査を併用することが多い。
「無痛MRI乳がん検診では、乳腺信号を抑制して透き通らせるので、がんが黒い点として現れます。さらに、従来の検査では撮影が難しい乳房の奥や脇の下までまんべんなく映り、3次元的にさまざまな角度から画像解析ができるので、死角がありません」



















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