「最低でも5歳下」「20代と結婚したい」という中高年男性に賛否… "年の差婚"狙う《おじアタック》実際の成就可能性は?【データで見る】

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とはいえ、一般的な年収水準では、10歳近い年の差婚は現実的ではないことがわかる。

婚活サービスでの出会いは最初に年齢が提示されるため、職場や趣味のつながりといった日常での出会いより歳の差婚は発生しづらいかもしれない。

「若い女性のほうが優しい」という幻想

40代男性からの相談で、「職場だと20代女性のほうが優しいので、優しい年下女性と結婚したい」「女性は年齢が上がるほど性格がきつくなる」といった声を聞くことがある。しかし、職場の若い女性が優しく接するのは、先輩や上司にあたる上下関係があるからで、性格とは別の話だ。

その関係性を取り違えて強引にアプローチすれば、セクハラと見なされる危険すらある。

「夫婦は妻が5つぐらい年下であることが当然」と考えるミドル世代男性もよく見かけるが、その価値観は自分の親世代を見ていて持ったものではないだろうか。

厚生労働省が公表している「初婚夫妻の年齢差別にみた婚姻件数・構成割合の年次推移」によると、昭和40~50年代に結婚した夫婦において、夫が4~5歳上というケースは今より多い。しかし現在は、夫婦の年齢差は2歳以内にまで縮小している。

結婚観も令和仕様にアップデートする時期だろう。

データからわかるのは同年代が最も成立しやすい組み合わせということだ。「結婚したい」と願うなら、現実的に成立しやすい相手にアプローチするのが婚活成功の近道だろう。「5歳ぐらい年下の女性と結婚」は高望みなのだと気がついてほしいものだ。

菊乃 恋愛・婚活コンサルタント

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きくの / Kikuno

恋愛婚活コンサルタント。マンツーマン相談の他、大手結婚相談所や行政機関で婚活セミナー講師を行う。29歳まで手抜きを個性と取り違えたダメ女だったが、低レベルからの女磨き・婚活をつづったブログが「分かりやすい」と話題を呼び、2011年から恋愛・婚活コンサルタントとして活動。アメブロ公式ブロガー。相談者の約4割は一度も交際経験がない女性。著書に『あなたの「そこ」がもったいない。』(すばる舎)、『なぜか愛される女がしている73の習慣』(双葉社)、『7日間でとびきり愛される方法』(かんき出版)など。

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