「最低でも5歳下」「20代と結婚したい」という中高年男性に賛否… "年の差婚"狙う《おじアタック》実際の成就可能性は?【データで見る】

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一方、女性の場合はやや異なる動きを見せる。20代前半では自分より年上の男性に「いいね」を送り、20代後半から年下も対象に含まれるようになる。

相手の希望年齢 女性

◆女性が年齢別検索した相手男性の年齢(小数点以下四捨五入)

女性の年齢 検索した最低年齢(平均) 検索した最高年齢(平均)
20歳 20 26
25歳 25 31
30歳 28 35
35歳 31 40
40歳 35 45
45歳 38 49
50歳 42 54

対象となる年齢下限が広がることは同じだが、女性は年齢を重ねても「同い年」が対象内になっている点が特徴だ。

一般に、女性は自分より4~5歳上までを交際対象とする傾向がある。だが、35歳の女性が同年代〜40歳くらいを対象としているのになかなかマッチングしないのは、男性側が5歳以上年下の女性に「いいね」を送っている場合、相手の希望条件から外れてしまうからなのだ。                             

なおマッチングアプリの「マッチング成立」は「=デート成立」ではなく、相手にメッセージが送れるようになるだけだ。メッセージが送れたとしても、その後ラリーが途絶えるとデートできないケースも多い。

結婚相談所の中高年男性は「同年代や年上」を対象外

次に、結婚相談所「パートナーエージェント」の協力を得て、希望年齢と実際の成婚年齢差を分析した(相手の希望年齢:2025年入会者(25~54歳)、成婚者年齢:2025年1月~9月の成婚退会者)。

結婚相談所に登録できる年齢は20歳以上からだが、20代前半、50代後半以降で入会する人はかなり少ないため、調査対象年齢は25~54歳としている。

結婚相談所に入会する男性は、マッチングアプリほど「年下至上主義」ではなさそうだ。

35歳頃までは年上女性も対象に含める人が多く、38歳以降から年上だけでなく同い年も対象外にする傾向がある。

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