「最低でも5歳下」「20代と結婚したい」という中高年男性に賛否… "年の差婚"狙う《おじアタック》実際の成就可能性は?【データで見る】

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今回、マッチングアプリと結婚相談所の協力を得て、男女がアプローチする年齢差の実態を調査した。

まずは、マッチングアプリ「Omiai」を運営する企業にデータ抽出の協力を依頼し、男女別に、各ユーザーが相手を検索した際の年齢上限・下限を分析した結果を見てみよう。

男性は36歳以降になると「10歳以上年下」を好む?

男性の場合、20代では同年代か、やや年上の女性にアプローチしているが、36歳以降から検索する年齢の下限が10歳以下になる。年齢を重ねても「いいね」を送る女性の年齢下限はほとんど変わらないのだ。

希望年齢 男性
調査対象:Omiaiユーザー
対象期間:2025年6月17日~11月12日
対象年齢:18~50歳
※同一ユーザーが複数回検索した場合は、最も新しい検索内容に限定
(筆者作成)

◆男性が年齢別検索した相手女性の年齢(小数点以下四捨五入)

男性の年齢 検索した最低年齢(平均) 検索した最高年齢(平均)
20歳 19 25
25歳 22 29
30歳 24 32
35歳 26 35
40歳 28 39
45歳 31 43
50歳 35 48

注意が必要なのは、「検索年齢」と実際に「いいね」を送る年齢との間に乖離が生じる点である。

たとえば40歳男性が28~39歳の女性を検索すると、検索画面には対象年齢の女性のプロフィール写真が一覧で表示される。

ユーザーは写真を見ながら直感的に「タイプ」と感じた相手に「いいね」を送る傾向が強いため、結果として魅力的に映りやすい若年層の女性にアプローチが集中しやすい構造になっている。

このため、相手の希望年齢の下限が自分の年齢から乖離しやすくなる30代後半以降の男性は、意図せずして大幅に年下の女性にアプローチする、いわゆる「おじアタック」を行いやすい状況に陥るのである。

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