「最低でも5歳下」「20代と結婚したい」という中高年男性に賛否… "年の差婚"狙う《おじアタック》実際の成就可能性は?【データで見る】
今回、マッチングアプリと結婚相談所の協力を得て、男女がアプローチする年齢差の実態を調査した。
まずは、マッチングアプリ「Omiai」を運営する企業にデータ抽出の協力を依頼し、男女別に、各ユーザーが相手を検索した際の年齢上限・下限を分析した結果を見てみよう。
男性は36歳以降になると「10歳以上年下」を好む?
男性の場合、20代では同年代か、やや年上の女性にアプローチしているが、36歳以降から検索する年齢の下限が10歳以下になる。年齢を重ねても「いいね」を送る女性の年齢下限はほとんど変わらないのだ。
◆男性が年齢別検索した相手女性の年齢(小数点以下四捨五入)
| 男性の年齢 | 検索した最低年齢(平均) | 検索した最高年齢(平均) |
|---|---|---|
| 20歳 | 19 | 25 |
| 25歳 | 22 | 29 |
| 30歳 | 24 | 32 |
| 35歳 | 26 | 35 |
| 40歳 | 28 | 39 |
| 45歳 | 31 | 43 |
| 50歳 | 35 | 48 |
注意が必要なのは、「検索年齢」と実際に「いいね」を送る年齢との間に乖離が生じる点である。
たとえば40歳男性が28~39歳の女性を検索すると、検索画面には対象年齢の女性のプロフィール写真が一覧で表示される。
ユーザーは写真を見ながら直感的に「タイプ」と感じた相手に「いいね」を送る傾向が強いため、結果として魅力的に映りやすい若年層の女性にアプローチが集中しやすい構造になっている。
このため、相手の希望年齢の下限が自分の年齢から乖離しやすくなる30代後半以降の男性は、意図せずして大幅に年下の女性にアプローチする、いわゆる「おじアタック」を行いやすい状況に陥るのである。



















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