デジタル時代のスクラップ専用ペンに熱視線

「スマレコペン」が大人気

デジタル時代のスクラップ専用ペンに熱視線

新聞や雑誌の切り抜きは意外と面倒。この作業を簡素化できる「スマレコペン」(1本650円)が人気を集めている。

使い方はいたって簡単。スクラップしたい記事などをペンで囲み、スマートフォン向けの無料専用アプリケーションを使って撮影すると、囲まれた部分だけが“切り抜かれる”仕組みだ。色やサイズ補正はアプリが自動的に行ってくれる。切り抜きは名前やタグ、日付を付けて保存・検索可能だ。

開発したナカバヤシはアルバムやシュレッダーなどを手掛ける事務用品メーカーだが、文具市場が縮む中、近年はデジタル時代に活用できる事務用品の開発を進めていた。その一つがスマホのカメラ機能を利用したスクラップ専用ペンだった。3月末のスマレコペンの発売に先駆けて、1月にはスマホ向けアプリを投入した。

発売後の反応は上々だ。小売店から注文が殺到し、在庫は瞬時に蒸発した。1カ月足らずで年間販売計画の倍以上を売り切り、今も生産が追いつかない状態という。特にスマホをよく利用する若いビジネスパーソンから人気が高く、年間100万本も視野に入ってきたもようだ。

デジタルとの融合を狙った文具は新たなヒット商品のヒントとなるか。

ナカバヤシの業績予想、会社概要はこちら

[+画面クリックで詳細チャートを表示]


(筑紫祐二 =週刊東洋経済2012年5月26日号)

記事は週刊東洋経済執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります。

 

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