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「下着姿、撮らせてあげなよ」最悪の"いじめっ子"中学2年生女子に迫る「最恐の復讐者」の正体 『子供部屋同盟』6章⑤

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いったいこの男がなんなのか、まるで分からない。この男が人間なのかすらも分からなかった。

死にたい奈央と死にたくない奈央

タイソン二世は左腕一本で奈央の首根っこをつかみ、地面へ押しつける。そして懐から、あの奇妙な拳銃を取り出した。

顔の皮が半分剥がれたタイソン二世が、鉛色の銃口をこちらへ向ける。奈央はもうまったく動けない。だから振り絞るようにして叫んだ。

「いやだ! 死にたくない!」

するとタイソン二世は、びくりと全身を震わせた。初めて彼の感情が垣間見えた気がした。だからもう一度同じことを叫んだ。

「いやだ! 死にたくない!」

タイソン二世は、銃口をこちらへ向けたまま言う。

「し、し、死にたくないって、おかしいじゃないか。に、に、逃げるだなんて、おかしいじゃないか。な、な、奈央は死にたいから、本当の動機を送ったんじゃないの?」

タイソン二世が何を言っているのか、奈央には理解できない。彼は銃口をさらにこちらへ近づける。

「し、し、死にたいという奈央。し、し、死にたくないという奈央。いったいどっちが本当の君なの? 死にたくないなんてのは嘘で、本当は死にたいんだよね。そ、そうか、痛いのが怖いんだね。だ、だ、大丈夫。動かなければ一発で楽になれるから。こ、口腔(こうくう)内に一発、それで君の望みは叶うから」

タイソン二世は銃口を唇の中へ突っ込んできて、引金へ指を掛けた。

奈央は銃身をガチガチと噛みながら、股座(またぐら)を生温かいもので濡らしながら、ほっぺたを生温かいもので濡らしながら、もう一度、同じことを叫んだ。

「ひやだ! ひにたくない! わたひは、ひにたくない!」

するとタイソン二世は、またびくりと全身を震わせたのちに、奈央から飛び退いた。

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【本当なのに虚構という物語みたいなレポート】

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