ドコモは夏商戦で中高年向けスマホ投入、auは見放題・聞き放題で差別化、ソフトバンクは29日発表予定

ボーナス後の夏商戦を間近に控え、au(KDDI)は15日、NTTドコモは16日にそれぞれ夏モデルの新端末の発表会を行った。

最大手のNTTドコモは、キッズケータイ、データ通信を除く全17機種全てにアンドロイドの最新OSを搭載。人気の「GALAXY」や「XPERIA」などの最新機種を発表した。
 
 ドコモは今2012年度のスマートフォン(スマホ)販売台数を1300万台と設定。11年度の882万台から約1.5倍増の販売台数を見込んでいる。

これまでは高額利用の若者がスマホに買い替える傾向が強かったが、今年度は中高年層にスマホへの買い換え促進を強化するため、「らくらくホン」のスマホ版を7~8月をメドに投入する予定。画面のボタンを大きくした端末で、利用料金も通常のスマホより4割程度安いプランを設けている。


■ドコモのスマホ版らくらくホン

ドコモの山田�持社長は「最高機種のXi(クロッシイ)とらくらくスマホの中間の料金体系を設けることも検討していきたい」と今後の戦略を語った。従来型携帯と比べてスマホの料金体系は割高。料金体系から買い換えに二の足を踏む利用者を取り込むとの考えだ。懸案のアイフォーン導入に関しては、「ネットワークに付加価値をつける戦略なのでオープンOSであるアンドロイドを中心にしたい。現在の環境では難しい」と言及した。

一方、KDDIは新端末として発表した8機種中、5機種がスマホ。さらに、従来型携帯で強みとしてきた音楽配信サービスの強化を打ち出した。月額315円で音楽聞き放題の「うたパス」や月額590円で映画が見放題となる「ムービーパス」などで競合との差別化を図る。


■auの新モデル


 KDDIの田中孝司社長は、「アップルとのすみ分けは考えていない。顧客のニーズに応えていきたい」と独自サービスの強化への意欲を語った。

残るソフトバンクグループは、5月29日に夏モデルの発表会を予定。傘下のウィルコムが初のスマホ端末を発表する予定であり、3社ともスマホ一色のラインナップとなりそうだ。

(麻田真衣 撮影:尾形文繁 =東洋経済オンライン)

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