《馬のお尻》愛し続けて30年…気づけば競馬記者に 「理想の名尻は筋肉がハート型」と語る彼女、偏愛高じて身についた"勝ち馬見立てる観察眼"

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スポーツ報知 競馬記者 志賀浩子
レース前にコーナーを走る競走馬。取材を行った東京・大井競馬場にて(筆者撮影)

「動くたびにギュッギュッてお尻の筋肉が盛り上がるんです」

「お尻、ツヤツヤのムッチムチなんですよ」

「ホント、いいお尻してるなあって」

ひんやりとした風が心地いい11月某日。東京・品川区の大井競馬場で“お尻”について熱く語る女性がいた。スポーツ報知の競馬記者、志賀浩子さん(54)だ。そう、彼女の言う“お尻”とは、競走馬のそれのことである。

現在放送中のTBS日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』では、妻夫木聡を主演に据え、競馬の世界を舞台に夢を追い続ける大人たちの20年間を描き、好評を博している。志賀さんの場合は馬の“お尻”に魅了され、ウォッチし続けて約30年の歳月が経った。その入れ込みようは「スポーツ報知競馬取材班きっての馬尻フェチ」と評されるほどで、最近ではバラエティ番組内の『いいお尻のサラブレッド』特集で案内役を務めたこともある。

「見事な良尻ですな〜」馬の“お尻”に注目し予想を展開

競馬記者は調教師や騎手などから収集した情報をまとめ、新聞などの媒体を通し、レースの予想を読者に伝えるのが主な仕事。競馬専門の新聞を手に取ったことはなくても、スポーツ新聞やテレビなどで二重丸(◎)、丸(〇)、三角(△)といった印が並んでいるのを見たことがある人は多いのではないだろうか。

各社の公式サイトでも、在籍記者が血統や調教、タイム、運動理論、記者の経験則など、さまざまな視点からの競馬コラムを提供している。そのなかで志賀さんがこだわりをもって取材し続けているのが、馬のお尻なのだ。

かつては“お尻探偵”に扮して馬体を採点。現在はたびたび「馬尻診断」と称して独自の予想を展開し、競馬ファンの心をつかんでいる。

スポーツ報知 競馬記者 志賀浩子
取材に応じてくれた、“馬のお尻フェチ”の競馬記者・志賀浩子さん(筆者撮影)
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たとえば、こんな感じだ。

《1歳下のダービー馬タスティエーラは、別タイプのぷるるんお尻。今年のダービー制覇時は幼稚園児のほっぺたのようにスベスベ、ぷるんっとしていたんです。半年あまりの成長を経た今は、悔しいほどに!?うらやましい美肌(毛づや)と少し丸みのあるシルエットはそのまま、幅が出て筋肉増。そのせいか、脚の振り出しが良くなっています。見事な良尻(りょうけつ)ですな~》(第68回有馬記念・G1の予想。スポーツ報知が運営する競馬情報サイト『UMATOKU』より引用)

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