「絶対大混雑するじゃん」「最高すぎる」 ポケモン初の屋外テーマパーク《ポケパーク カントー》開業が示す、"日本最強IP"の凄まじさ
IPの中でもこれだけ強引さを感じない多彩なコラボは珍しく、ライセンス・タイアップ事業の成熟ぶりを物語っています。
キャラクタービジネスは、昭和・平成の時代から「どんなに人気を得ても継続・定着させるのは困難」などと言われてきました。ポケモンと同時期の1990年代に登場したキャラクターも含めて、「商品が売れなくなり、企業コラボが成立せず、海外で認知されずに縮小されていく」というケースが多くを占めています。
その点、ポケモンは幼児のときに出会い、学生時代はゲームを楽しみ、社会人になっても仲間とつながり、子どもや孫と遊ぶツールになるなど、“生涯IP”のようなすごみすら感じさせられます。
筆者のような子どもを介した後発のファンも多く、小学生の間では「コラボTシャツが売られたら男女を問わず毎日数人がかぶる」のは日常。また、健康のために公園などで歩きながら「ポケモンGO」を楽しむ高齢者に会うこともしばしばあります。
IPとしての底は見えていない
冒頭にあげた「ポケパーク カントー」はそんなポケモンの世界観をリアルに感じられるものであり、IPの圧倒的な強さを象徴するシンボリックなスポットになるのでしょう。国内外から多くの人々が集まるのは間違いなく、これから予約抽選の悲喜こもごもがネット上をにぎわせそうです。
さらに、これまで既存ファンを喜ばせ、新規ファンを生み出すものを提供し続けてきたポケモンなら、来春の「カントー」に続く「ジョウト」「ホウエン」「イッシュ」「ガラル」などの拡張も期待されるところであり、まだまだIPとしての底は見えていません。
冒頭に書きましたが、ポケモン初心者レベルの筆者と子どもはまだまだ知らないことが多く、これからゲームやアニメなどの豊富なアーカイブを楽しむことになりそうです。おそらくそれを楽しむほど、「いかにポケモンが多くの人々に刺さりやすく、変化に富んだものを提供し続けてきたのか」を感じさせられるのでしょう。
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