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「絶対大混雑するじゃん」「最高すぎる」 ポケモン初の屋外テーマパーク《ポケパーク カントー》開業が示す、"日本最強IP"の凄まじさ

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  • 木村 隆志 コラムニスト、人間関係コンサルタント、テレビ解説者
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年齢層も園児から高齢者まで幅広いため、個人で楽しむだけでなく、親子や友人同士などでのコミュニケーションツールとしても機能。筆者の周囲には、一緒に歩く中学生の孫と祖父母や、離れた場所で楽しむ遠距離恋愛の男女もいるなど、年齢・性別・居住地などを問わない万能性を感じさせられます。

16年のスタート当時から遊んでいる人にあらためて「ポケモンGO」の魅力を聞くと、「少しずつ新しい機能が追加され、どんどん進化した」「イベントなどで一度やめた人も戻ってきたくなるようになっている」などのポジティブな流動性をあげていました。

そんな既存ユーザーをとどめ、新規ユーザーを生み出す戦略性もあって、「ポケモンGO」は世界150以上の国と地域で展開され、10億ダウンロードを突破しているようです。

前述したリアルイベントは、昨年の仙台が約74億円、福岡が約42億円の経済効果をもたらすなど、各地の自治体から問い合わせを受けているとのこと。ポケモン全体ではなく「ポケモンGO」のイベントであるにもかかわらずこれだけの経済効果をもたらすわけですから、IPの集客力としては異次元の存在と言っていいのかもしれません。

「ポケパーク」で注目される全長約500mの「ポケモンフォレスト」のイメージ(画像:「ポケパーク カントー」公式サイトより)

コラボに強引さを感じない理由

そのIPでポケモンは長年にわたって世界トップをキープしてきました。国内のハローキティ、アンパンマン、スーパーマリオ、ガンダム、ドラゴンボール、ワンピース、国外のミッキーマウス、スターウォーズ、ハリーポッター、スパイダーマンなどを抑えてのトップですから、「いかに収益性の高いIPなのか」がわかるでしょう。

「決してゲームが売れるというだけのIPではない」ことはファン以外の人も気づいているのではないでしょうか。

ボケモンはゲームを軸にしながら、アニメ、映画、カード、イベント、おもちゃや日用品などに至る幅広いビジネスを展開。常にさまざまな分野からまんべんなく稼ぐことでIPとしての優位性を保ってきました。

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【ポケモンにハマる入り口は多様】

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